「社内システムが使いにくい」、「社内システムを変更する必要があっても、社内にはエンジニアがいない」、「社内のエンジニアはタスクがいっぱいで、業務システムまで手が回らない」といったお悩みはありませんか?
使い勝手の良い管理画面はシステムの設定・管理・操作を効率化でき、ビジネスを最適化してDXの成功に寄与します。しかし、社内で独自に管理画面を開発するには経験豊富なエンジニアの確保や膨大なコストが必要です。つい後回しになりがちで、効率的な運用ができていない企業も多いのではないでしょうか。
こうした課題を解決するために開発されたサービスが、管理画面を爆速で開発・運用できるローコードツール『ダッシュコム』です。
今回は株式会社ダッシュコム代表取締役社長の小野邦智 ( Tonny )に、創業のきっかけや開発エピソード、サービスに込めた想いについて話を聞きました。
小野 邦智(Tonny Xu)|株式会社Dashcomb 代表取締役社長
2007年に中国から単身で日本へ移住。2008年2月から黎明期のiOS開発に携わり、堪能な日本語・英語・中国語を駆使し、国内大手メガベンチャー、国内最大手ECサイト運営企業で開発・PdM・マネジメントなど豊富な経験を積み、2018年10月にC Channel株式会社CTOに就任。2022年2月には株式会社Dashcomb設立、代表取締役に就任。
低コスト、短納期、使いやすさを重視したシステム管理開発画面『ダッシュコム』
私たちが2022年12月に発売した『ダッシュコム』は、システムの管理画面開発をローコード(必要最小限のソースコードで開発を行う手法)で実現するツールです。
社内にエンジニアが不足している企業は多いのではないでしょうか。事業を成長・継続させることに手いっぱいなことが多く、社内ユーザー用の管理画面開発にまで十分な時間を割ける企業はごくわずかでしょう。
そこで、従来よりも10倍使いやすい管理画面を1/10の時間で構築できるツール『ダッシュコム』を開発しました。クラウドサービスのため難しい環境構築は不要で、アカウント開設から最短1日で高機能な管理画面が完成します。
自身の体験が創業のきっかけに
2018年当時、日本最大級の女性向け動画メディア「C CHANNEL(シーチャンネル)」の運営企業でCTO(最高技術責任者)をしていました。しかし、中国発のショート動画共有プラットフォームが日本へ進出した影響を受け、ビジネスが大きな苦境に立たされたのです。会社全体で人員が削減され、エンジニアチームも縮小することになりました。
人材が不足するなか、ビジネスを存続するためにはメインのサービスを強化しなければなりません。しかしメインのサービスの変更は、目に見える部分だけではなく社内の管理画面の変更も必要です。
本来は顧客に見えるメインのサービスへの機能追加やメンテナンスに時間をかけたいものの、管理画面の変更に多くの時間を取られてしまっていました。なぜなら、スクラッチ(システムをゼロから開発すること)で開発された管理画面は、開発者がいなくなってしまうと、別のエンジニアがもともとのソースコードを理解することが困難だからです。トラブルへの対処やちょっとしたメンテナンスも簡単ではありません。
こうした経験から、自社だけでなくほかの企業でも「よりシンプルでコストをかけずに管理画面を構築・変更できること」に需要があるのではないかと考えたのです。
管理画面の使いやすさはビジネスの効率性向上につながる
C CHANNELに限らず、一般的に社内システムの管理画面は顧客に見えない部分のため「操作性が悪い」、「変更がしにくい」といった課題を抱えていても改善は後回しにされがちです。
しかし、急成長を続けるある企業で働く知人に管理画面を少しだけ見せてもらったところ、非常に使い勝手が良いことに驚きました。さまざまなデータが集約され、現場のスタッフが管理画面を見ればすぐに判断・アクションできる仕組みになっていたのです。この仕組みを実現するために、この企業では状況に応じて簡単に管理画面が変更できるようになっていました。
この経験から、高速にPDCAを回すことが、企業が急速に成長できる要因の1つだと痛感しました。管理画面が使いやすく、目的に応じて簡単に変更できれば、ビジネス全体の効率化を促進することにつながります。この気付きも、ダッシュコムの開発に確信を持つきっかけになりました。
日本企業に最適なツールだからこそ「良さ」を広めたい
私は中国出身ということもあり、日本と中国、アメリカのサービスを継続的に見比べています。それで気付いたのですが、日本のサービス運営は提供するプロダクト自体の質よりもセールスに力を入れる傾向があるようです。近年少し変化してきてはいますが、一部サービスの機能が不足していたり使いにくかったりする部分があっても、セールスで頑張ってどうにか売っていく、といったスタイルに見受けられます。
これはエンジニア不足という課題を解消すれば解決できるかもしれません。そのためのツールを提供したいというのが、創業時のもっとも強い想いでした。あらゆる企業で管理画面の運用を効率化できれば、そのほかのサービス運営や機能改善がもっと楽になるのではないでしょうか。より多くの企業にこうした能力を付与したい、エンパワーメントしたいと感じたのです。
誰にでも使いやすいツールを目指して
ダッシュコムの開発時にもっとも苦労したのは、エンジニアがマニュアルなしでもローコードのメリットを活かして最小限のコードで開発できるようにすることです。ダッシュコムはドラッグ&ドロップで管理画面に必要なコンポーネント(画面の部品)を組み合わせるだけで、操作画面を構築できるため、デザインを作る必要はありません。ただ、実際に使用してみて「ここを触ればこんなふうに組み立てられる」と、誰もが直感的に推測できる状態にするには工夫が必要でした。
特に初期段階は2〜6名程度の少人数で開発を進めていたので、いろいろと作り込むには時間もコストも限界があります。しかし少人数チームの強みは意思決定が早いことです。チームが密に連携して良いアイデアはすぐに実装し、スピーディーに試行錯誤を繰り返して完成させました。
リリース後も積極的に改善を繰り返しています。たとえば画面上に表示するラベルの内容をデータの結果によって自動的に変化させる仕組みは、リリース後に生まれたニーズから取り入れたものです。ツールの仕組みを入れ替える複雑なアップデートだったのですが、こうした改善を繰り返して「これなら多くの人が使いやすい」という確信も持てました。
お客様からの評価とニーズが今後の機能向上につながる
ダッシュコムをお使いいただいたユーザー企業様からは、直感的に操作できる点や、エンジニアが不足していてもスムーズに管理画面を構築できる点をご評価いただいています。また、常に最新の状態にアップデートされるのでメンテナンスが不要な点や万全のセキュリティ対策も、継続してご利用いただけるポイントになっているようです。
さらにリクエストもいただいています。具体的にはスマートフォンへの対応やサポートできるデータベースの種類を増やすことです。今後もできる限りこうしたお客様のニーズを取り入れて、求められる機能をスピーディにリリースしていくつもりです。
ユーザーの課題を解決することが私たちの使命
サービスを運用してお客様と接するなかで感じるのは、多くの企業がシステムに限らず社内の業務を行うためにいろいろな悩みを抱えていることです。その悩みを解決していくことが、私たちダッシュコムの使命だと考えています。社内でもよく議論しているのですが、多くの企業に共通する悩みを抽出して、きちんと応えることにフォーカスしていくつもりです。たくさんのお客様にヒアリングして、必要であればプロダクトの方向性を変えることもありだと思っています。
近年さまざまなローコードツールが市場に登場していますが、ダッシュコムの強みは管理画面に特化していることです。管理画面に対してユーザーの抱える悩みにぴったり合うプロダクトを目指さなければなりません。そのため、管理画面開発にまで手が回らない企業様に向けて、ダッシュコムを使った管理画面の制作をまるっと依頼できる「おまかせプラン」も用意しています。管理画面だけでなく、表側のWEBサービスの開発まで請け負うことも可能です。
エンジニアが求める「開発しやすさ」と、運用者が求める「使いやすさ」の両方を実現できるツールなので、ぜひ多くの方に一度試してみていただきたいですね。
■管理画面を爆速で開発・運用できるローコード開発SaaSツール
短納期・高コスパの業務システム開発ならローコードシステム「ダッシュコム」
「ダッシュコム」は、システム開発において最も効率化が必要な開発の工程を大幅に削減し、少ないコード量での開発を実現したシステムです。品質を担保し、テストの工数を減らすことができるため、短納期・低コストで開発できる、高いコストパフォーマンスが特徴です。
一般的に、エンジニアによって作られた画面は使いにくいことがありますが、「ダッシュコム」では、「使いやすいシステムの部品」をあらかじめシステム上に用意しておくことで、利用者が使いやすいシステムを短い開発期間で実現できます。
ローコードでの開発は、パッケージシステムの導入時によくある「自社に合わない」という問題を回避し、ゼロから開発するフルスクラッチ開発での「高額な開発費用」「長い開発期間」が不要になります。
さらに、「ダッシュコム」は既存の基幹システム、クラウド上のデータベース、外部システムとのデータ連携も可能です。データベースの閲覧や情報更新もスムーズに行なえます。
ダッシュコムに関するご相談はこちらから
https://meetings.hubspot.com/kayoko-fujiwara/dashcomb-meeting-anything
■ダッシュコムの開発代行をしています
ダッシュコムで社内用の管理画面や社内システムを作りたいけれどエンジニアがいない・少ない企業様は、弊社が代行して開発します。
■新規事業・新規プロダクト開発もご相談ください
新規にBtoB・BtoCのWebサービスを作りたい企業様へ。
株式会社Dashcombはビジネスの成功を第一に考え、MVP開発(Minimum Viable Product、最小限の実用製品)を得意としています。システムを作り込む前に「そのサービスが解決すること」を企業様と一緒に考え、形にします。
「こんなサービスを作りたいけれどできるのかな」「自社のシステムに何が必要かハッキリとわからない」という方はぜひ当社にご相談下さい。仕様が決まってなくても問題ありません。ご要望を元に、開発はもちろん、プロジェクトマネジメントやプロダクトマネジメント、事業開発部分もサポートして、イチから一緒に作り上げます。
お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡くださいませ。
https://dashcomb.com/contact?utm_campaign=PRTIMESSTORY
【会社概要】
- 会社名:株式会社Dashcomb
- 所在地:〒169-0073 東京都新宿区百人町 3-1-4-2103
- 代 表:小野邦智
- 設 立:2022年2月
- 事業内容:ローコード管理画面開発SaaS「Dashcomb」の開発と販売、ソフトウェアの設計・開発及び運用、保守業務
- お問い合わせ:https://dashcomb.com/contact?utm_campaign=PRTIMESSTORY
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