株式会社ココロトヒナタは『顔認証で事業の課題を解決する!』という企業理念のもと、2020年東京都中央区に設立され、顔認証サービスの企画・開発・提供、ITビジネスに関するコンサルティングを手掛けるスタートアップ企業です。
「世界をもっと楽しく。世界をずっと便利に。」がモットーである代表の松本。
企業設立当初はコロナ真只中。世の中が新しい生活スタイルに変わり始め、感染対策として顔認証での体温管理システムのニーズが増え始めていたころ、これを機に顔認証を使ったサービスの展開ができそうだと考え、企画開発へ動き始めました。
このストーリーでは、代表の松本から、製品開発に込めたこだわりと商品の魅力をお伝えします。
アルバイト時代の困りごとから生まれた新たな発想『リピあげ』
顔認証の技術を活用したサービスの企画・開発を担うという弊社のコンセプトは、代表松本自身の接客業でのアルバイト体験での困りごとがきっかけでした。
「このお客様、だれだっけ!?」
接客業に従事する者なのに絶望的にひとを覚えることが苦手でした。
「先日いらっしゃったのに名前が分からない・・」、「前回の来店日や、趣向が把握出来たら、よりよい提案ができるのに・・・」、「常連のお客様を現場経験の少ないスタッフにも間違えなく把握してもらいたい・・・」といった悩みは、管理者やスタッフからもよく聞く内容でした。
また、今までは、顧客情報をデータ化することはあったとしても、そのデータを瞬時に必要なスタッフに共有するまでのシステムは見たことがありませんでした。
松本は、今までの経験を元に、手書きなどアナログな手法での常連管理や属人的で店舗スタッフに依存している対顧客サービスを一元管理し、店舗全体で、正確な来店者情報を瞬時にスタッフが簡単に共有し、サービスレベルを上げ、リピート率をあげる、という狙いの元、「リピあげ」の開発に動き始めました。
各業界の接客における課題を解決することが顧客満足度を高める
各業界のヒアリングしていく中で、飲食業界であれば、お客様の正確な情報の確認や、スタッフ間での情報の共有、同伴者の来店分析などの課題が上がってきました。
このような課題を同システムは、来店時に顔認証を行うことで、あらかじめ登録した顧客情報や購買履歴を取得し、瞬時にスタッフの手元のデバイスで共有することで、自信をもって適切な声掛けができ、またその日の会話をメモ機能で記録するなどで、サービスレベルの向上、顧客満足度を高めることが可能となりました。
アパレル業界においては、ECサイトでの販売等も活発になっている状況がある一方で、やはり服の素材感を確かめたい、店舗スタッフにアドバイスしてほしいといったニーズも依然としてあります。
私たちが実現したいのは、来店客を認識した瞬間に画面越しのデジタルな接客が開始されるという、サービスの全自動化といったものではありません。
今まで会計時の会員カード提示でしか顧客の把握ができなかったことを来店時に把握することで、実際の対面接客のレベルを上げるサポートや、購入しなくても誰が来店したかを把握、接客のメモをすることで、実店舗とECを通じた行動分析、売上だけでなく購入の起点となったスタッフの接客を評価する接客の見える化、といった接客業の課題解決を目指しています。
児童の安全を守る新サービス「リピあげfor見守り」
また2022年からは、「リピあげ」を展開しているユーザー様からの要望と、度々起こる園児が送迎バス車内で置き去りにされ、熱中症で死亡するといった痛ましい事件が相次いで問題視されている現状に対して顔認証を使って課題解決ができないかと考え、子育て支援施設向けの顔認証を使った登降園管理システム「リピあげfor見守り」のサービスをリリースしました。
本人でしか認証ができない顔認証を活用して、「登園していないのに出席になっていた」などといった、目視での確認、打ち間違いなどのヒューマンエラーが起こす事故を防ぎ、従来の登降園管理では防ぎきれない問題の解決にお役立ていただいています。
また、学童・児童館・習い事などの施設にこどもが辿り着いているのか不安を感じる保護者に、入退館の顔認証時に撮影した画像を保護者に自動通知できるので、文字だけの通知ではなく、認証時の顔がそのまま届くことで、保護者に安心を提供でき、保護者と連携してこどもを「見守る」ことが可能です。
さらに、通知先は複数登録することができ、遠く離れて暮らす祖父母にも日々の成長を自動で届けることができます。
代表の松本は、自分達が創ったサービスを世の中の人が使って喜んでいる場面を常に想像し、これからも新しいことに挑戦し、商品開発に取り組んでいきたいと考えています。
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