FunTre株式会社が開発したマーケティングオートメーションシステム『Boken』は、最適なタイミングで最適な情報をお客様に届ける新しいマーケティングツールです。
複雑で手間のかかるデジタルマーケティングのプロセスは多くの中小企業担当者を悩ませています。そこで開発されたのが「理想のお客様を探しに行く」マーケティングツール『Boken』です。
マーケティングオートメーションシステムとしては日本で初めてとなるAI技術による自動文章生成機能も追加されています。
今回はFunTreの代表取締役社長の谷田部がその開発秘話やサービスに込められた思いを語ります。
Funtreの企業理念『本物を世界に』。デジタルマーケティングで日本の良い製品やサービスの発信を支援
FunTre株式会社
代表取締役社長 谷田部 敦(やたべ あつし)
2011年、東京大学大学院理学系研究科卒業。
大手外資系メーカーに就職、海外の輸出入業に携わり、欧米等で新規ビジネス創出を手掛ける。2013年、中小企業のデジタルマーケティングを支援する会社としてFunTre株式会社を創立。ヒットする新規事業の立ち上げ方、マーケティング理論を確立し、数々の企業の新規事業立ち上げやサービスの販路拡大に貢献する。
その後、企業のDX推進やデジタル化の支援事業の需要が増え、自治体連携事業や伴走支援業務、人材育成講座等を全国で実施。全国の企業にDX推進やデジタル人材の育成を手掛けている。
前職のドイツの化学メーカーに勤めていたのは、中国や韓国など他のアジアの国々でも化学技術やデジタル産業が発達してきた頃でした。日本よりそれらの国の製品が選ばれるようになってきたのを感じました。
日本では、もともと「良い製品さえ作っていれば必ず売れる」と考えられがちです。
たしかに日本には素晴らしい技術、研究、文化、サービスがある。しかしそれを世の中に発信する手段を持たないために埋もれて行ってしまうものが多いのも事実です。
ドイツのメーカーで勤務する中で日本の化学産業がその良さを伝えられていない状況を目の当たりにし、「良い商品やサービスでも、きちんとそれを発信しないと相手に伝わらない」ということを実感したのです。
「日本の良い商品やサービスをきちんと世界に発信できるようにしたい。」
そうした思いからFunTreという会社の創業に至りました。
日本の良い商品やサービスをきちんと世界に発信できるようにするため、企業の発信をサポートし始めました。「本物を世界に」を理念に、それぞれの企業にとって最適なデジタルマーケティングを行うためのコンサルティングサービスを提供しています。
最適なタイミングで必要な情報を届けるマーケティングシステム「Boken」
Funtreのマーケティングオートメーションシステム『Boken』は、本当にその情報を必要としているお客様に最適なタイミングで情報を届けることを可能にするツールです。
「理想のお客様を探しに行く」というところから、「冒険」という意味で名づけました。
さまざまな情報が飛び交い、顧客のニーズも多岐にわたる現在、顧客ニーズに合わせたメッセージの配信は、デジタルマーケティングにおいて必要不可欠です。
しかし、『Boken』の開発当初、メールマガジンやLINE公式アカウントでの発信をお客様に対して行うケースは増えていたものの、企業側からの発信は一方通行になってしまっていました。
みなさんにもこんなことはありませんか?
あるサービスや企業のメルマガやLINEに登録したものの、興味のない内容のメルマガが何度も送られてくるうちに、徐々にメールを解除したり、LINEをブロックしたりして読まなくなってしまう。
つまり、それまでのマーケティングシステムでは、その情報が必要なお客様にも必要でないお客様にも、一様に同じ内容のものが発信されていたのです。
そのような状況を解決するため、本当に必要な情報を必要なお客様に届けるマーケティングシステムを開発しようということになりました。
中小企業も使いやすい新しいマーケティングオートメーションシステムを、導入しやすい価格設定で提供する
新しい概念のマーケティングシステムの開発にあたり、まずは世の中にあるマーケティングオートメーションツール(MA)と呼ばれるシステムを参考にシステム設計することから始まりました。さらに海外のMAツールも参考にしました。
しかしここである問題が浮上します。
FunTreでは主に中小企業や店舗のマーケティングをサポーしていたのですが、日本の高機能なマーケティングオートメーションツールは年間数百万円もの使用料がかかるものが多く、中小企業やお店が扱えるものはとても少なかったのです。
FunTreの社内でも、中小企業でも使いやすいツールが欲しいという声が多く、それではそういうツールを開発しようということになりました。
ちょうど世の中のコミュニケーションツールがメールからLINE公式アカウントなどのチャットツールに移り始めていた頃でもありました。
そのため、単純なマーケティングオートメーションツールでは十分な効果を発揮できないとも考えました。
LINE公式アカウントとメール、両方のアカウントを連動させて配信できる機能を持つ全く新しいマーケティングオートメーションシステムであること、そして中小企業やお店が扱える価格で提供しようと目標を定めました。
メールとLINEの連携、業界ごとにちがう用途…難航するシステム開発
しかし新しいマーティングオートメーションシステムの開発はその複雑さゆえに困難を極めました。
開発を進める中で、業種によって配信ツールの用途や使い方がさまざまに違うことがわかってきたのです。
例えばエステサロンでは、LINE公式アカウントを使ったヒアリングで電子カルテをつくり、そのLINE公式アカウントから集客のためのメッセージも送ります。
ECサイトの運営者は、ユーザーが訪れたページと連動させて、そのユーザーの興味があるメールマガジンを送ります。
BtoBをメインで行う企業では、自社のウェビナーに申し込んだお客様に対して、ウェビナー日から逆算した日付を計算して、1週間前、3日前、1日前とリマインドメールを送ります。
このように、一言にマーケティングオートメーションシステムと言っても、その目的や使い方はクライアントによって全く違ったものになるのです。
もともと「Boken」は、LINE公式アカウントと連動するという複雑な仕様でもありました。
その上、様々な業種のクライアントの要望に対応するため、さらにシステムは複雑になります。開発当初はユーザー側にとっても難しいシステムになりそうでした。
複雑なシステムをユーザーが簡単に使いこなせるようなツールを目指し議論を重ねる
困難を極める複雑なシステムの開発ではありましたが、なるべく「必要な人に必要なタイミングで必要な媒体から端情報が送られてくる」というゴールはぶらさないようにしました。
様々な画面や機能を使って複雑さを回避するよう、システム開発チームと何度も議論を重ねながらツールを設計していきました。
・配信シナリオを自由に視覚的にわかりやすく組めるような「マーケティングキャンパス画面」を採用
・「AI自動ライティングシステム」の使用
・効果的な配信シナリオを使いまわせる「配信シナリオテンプレート機能」
・特定の日時から自動で逆算してメールとLINEの両方からリマインド配信ができる「リマインド配信機能」
これらを組み込むことにより、ようやく複雑な機能を簡単に使いこなせるシステムに仕上がっていったのです。
そして実際に使っていただいたクライアントからも、
・日々の発信業務を大幅に効率化することができた
・店舗からの集客効果が20%以上アップした
・ウェビナーのキャンセル率を30%削減することができた
といった喜びの声をいただくようになりました。
「必要としている人に必要な情報だけが送られる」きめ細かな発信ができるマーケティングツールへと成長させたい
こうして誰でも必要な機能を選べて簡単に扱える、なおかつ使用料を最低限に抑えたマーケティングシステム『Boken』が誕生しました。
LINEアカウントとメルマガの顧客リストを一元管理できるだけでなく、相手に合わせたメッセージ配信を描く「マーケティング・キャンパス」の機能も備えています。
マーケティングは顧客にとって「膨大で邪魔な情報が送られてくる」ものではなく、「必要としている人に必要な情報だけが送られる」もの。企業や店舗からの発信を、”もっとスマートに、丁寧に、細やかに”行えるツールとして今後も開発を続けていきたい。
日本の「おもてなし」のようなさらにきめ細かな発信ができる新しいマーケティングツールへと成長させていきたいと思います。
「Boken」サービスサイト
<サービス概要・機能>
01.LINE公式アカウントとメルマガの顧客リストを一元管理
02.必要な機能だけを分割して使用可能
03.相手に合わせたメッセージ配信を描く「マーケティング・キャンパス」を採用
04.マーケティングのプロが導入や運用をサポート
05.実績のある配信内容をダウンロード可能
06.感覚で使えるシンプルなデザイン設計
興味を持った方は、ぜひこちらからお問い合わせください。
FunTre株式会社
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ