そこからは、ホンダがこの先目指すロボット開発の新たな構想が垣間見えている。
・4台のロボットを発表し、テーマは「3E」
ホンダが掲げているテーマは「Empower(強化)」、「Experience(経験)」、「Empathy(共感)」の「3E」だ。これらのテーマをもとに考案されたロボットは合計4台だ。
まずEmpowerを表現するロボットが、トラクター型の「3E-D18」と椅子型の乗り物「3E-B18」の2台だ。D18はオフロードタイヤを搭載し、畑仕事などでよりパワフルで頭のよい作業を可能にするような印象。
B18の方は、自動車椅子のようにも見える。ホンダはお年寄りの方々向けの電動カートも取り扱っているので、その延長にあるロボットなのかもしれない。
・可愛らしい表情をしたコンパニオンロボットも
Experienceを表現するロボットが、クリッとした目の付いたカゴのようなロボット「3E-C18」だ。こちらは中に物を入れられ、人々の普段の生活を楽にするロボットのようだ。ちなみに、こちらは自動走行型クーラーとして2017年の東京モーターショーにも登場した。
最後に、Empathyを表現するロボット「3E-A18」。こちらは、コンパニオンロボットとして人のそばに寄り添うためのパートナー的ロボットのようだ。C-18もA18も表情が可愛らしいのが特徴。個人的にはA18が一番気になっている。
もちろん、これらはあくまでコンセプトロボットなので、商品化されるかどうかはわからないが、少なくともホンダが今後力を入れていく方向性がわかる大変興味深いロボットといえるだろう。CESでの発表が楽しみである。
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執筆:Doga
CISION PR Newswire
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