1つのセンサーモジュールで6つの項目のデータを収集できるのは、スマホ用センサーとしては世界初という。
来年にも供給が始まるとのことで、スマホを医療機器として健康管理に活用する時代が到来しそうだ。
・6 in 1
心拍測定などができるスマホやフィットネストラッカーなどのデバイスはすでに展開されている。しかし、Sensio MT6381の場合、より幅広く健康データを収集する。
具体的には、心拍、血圧、心電図、心拍変動、末梢酸素飽和度、光電式容積脈波の6項目が測定できる。
・指先で触れるだけ
開発元によると、このモジュールは発光ダイオードや、光に反応するセンサー、電極を搭載。ユーザーが指先でモジュール部分を触れることで計測する。計測にかかる時間は60秒以下という。
Sensioが収集するデータを活用して、たとえば循環器系の病気のリスク判断やストレスレベルのチェックなど、より包括的な健康モニターソフトウェアの開発が期待できる。
このモジュールは来年から供給が始まる見込みで、スマホで音楽を聴いたりスケジュール管理をしたりするのが今や当たり前のように、健康管理も毎日手にするスマホで行う時代になるのかもしれない。
MediaTek