都市の特徴に合わせて、ハイテク素材を用いてランナーが快適に走れるようにデザインされている。今後は、東京バージョンの展開も計画されているようだ。
・センサーでデータ収集
AM4はニューヨークのほかにパリ、ロンドンのバージョンがあり、ローカルランナーの足データを計測した上でセンサー入りのシューズをはいて走ってもらい、走りの特徴や、ランナーの好みなどを分析して作られている。足裏のどこに体重がかかるかなどセンサーが拾ったデータやパフォーマンスに加え、ユーザーの感想も反映している。
例えば、NYのランナーからは「(安全のための)反射材をつけてほしい」という要望があった。また、NYでランニングするとシューズが汚れやすいことから、色は黒を展開することになった。
・全自動工場で製造
消費者のニーズを汲み取り、デザインに反映させ、商品化するという工程は、従来はかなり時間を要していた。しかし、アディダスは2016年に全自動の工場を立ち上げ、これにより製造工程を大幅に短縮することに成功。今回のAM4 NYCもSpeedfactoryで製造されている。
AM4シリーズは現在NY、パリ、ロンドンの3バージョンで、NYバージョンの価格は200ドル(約2万2000円)。今後の展開としては東京、ロサンゼルス、上海バージョンが予定されているという。
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