出力は350キロワットあり、Tesla社のSuperchargerの3倍ものスピードとなる。
・車側の改良待ち
はじめに断っておくが、現在市場に出回っているEVでは、この高速充電はまだ使えない。というのも、ほとんどのEVは50キロワット出力対応となっているからだ。
ただ、この数字は今後大きくなことが予想されていて、すでに日産の2018年版リーフは最大100キロワットとなっている。なので、今後車メーカーの開発・改良が進むと、この高速充電の恩恵を受けられるようになる。
・給油に引けをとらない!
ABBによると、350キロワット出力というのは世界最速とのこと。TeslaのSupercharger を使ったModel Sの充電は120キロワットで、単純計算すると3倍のスピードで充電できることになる。
8分で193キロ走行分のパワーを確保できるとなれば、乗りたい時に使えない、プラグに長時間つながなければいけない、という事態の解消につながり、ガソリン車の利便性に引けを取らない。
EVが今後広く受け入れられるようになるためには、前述したように車側の早期の改善と、こうした高速充電施設をいかに多く設置できるかが課題となりそうだ。
ABB