「Karma」は、気軽に持ち運べるポケットサイズのユニット。ユーザーはこのホットスポットを利用するために、アカウントをまず作成する。そうすると、データ1GB分利用することが可能になるが、利用料は“月額料金”などの定額制ではなく、1GBごとに14ドルがかかるという“使った分だけ支払う”形式だ。これで、いつでも好きなときに、Wi-Fiを使ってインターネットへのアクセスが可能となる。
ただ、「Karma」の特徴はこれだけではない。あるユーザーが「Karma」を使ってWi-Fi接続しているとき、Wi-Fiの範囲内にいる他の人も、そのコネクションを使うことができるようになる。言ってみれば、“接続を間借り”するようなもので、利用したい人は、ログオンして「Karma」にサインアップすると、コネクションをそのまま使用できるようになる。そうすると、もともと「Karma」でWi-Fiのコネクションを展開していたユーザーにも、新たに登録した人のどちらにも、100MB分の無料データがプレゼントされる。このようにして、自分のWi-Fi接続がよりたくさんの人に共有されればされるほど、メリットを受けられるという仕組みになっていて、「Karma」ユーザーは、平均して月500MBの無料データを獲得しているという。もちろん、「Karma」ユーザーは“間借り”した他人の分の通信料を支払う必要はなく、気軽にこのコネクションをソーシャルなものとして“貸し出す”ことができそうだ。
この「Karma」は、本体ユニットと利用データ分のセットが99ドル~販売中。マイクロUSBコードで充電ができ、フルチャージすれば6~8時間継続して使用することが可能だ。
Karma