「Presto tablet」は、7インチサイズのタブレットで、レストランのそれぞれのテーブルに設置され、客がいつでも好きなときにメニューを注文できる。また、いちいちウェイターを呼び止めなくても、クレジットカードを使って、すぐに会計処理をおこなうことも可能だ。
「Presto tablet」の画面に、売り出したいメニューの画像や紹介を流し、ビジュアルで客に訴求してそのまま注文へつなげるなど、販売促進のツールとして利用できるほか、「Presto tablet」を経由して客の注文データなどを統合し、店の運営状況の実態把握や、今後の改善点を分析するためのデータソースとしても、有効活用できそうだ。
2年前にローンチした「E la Carte」は、先日1350万ドルの投資資金を受けたことを発表。「E la Carte」の運営は、「Presto tablet」を導入することで、ウェイターのテーブル巡回にかかる時間を7分程度短縮し、10%の売上向上につながると見込んでいる。「Presto tablet」の端末は、20時間バッテリーがもつので、電池切れの心配がない点も心強い。昨年は、毎月35パーセントの売上アップを記録した「E la Carte」。同社の「Presto tablet」をアメリカ国内のレストランで当たり前のように見かける日も、そう遠くないのかもしれない。
E la Carte