身につけるコンピューターがまたもや登場した。カナダ・バンクーバー拠点の「Recon Instruments」が開発したサングラス型のコンピューター「Recon Jet」だ。手で操作することなく、ナビゲーションや天気予報といった必要な情報が視界下部にフルカラー表示されるというものだ。主に屋外スポーツ時での活用を想定しており、例えばランナーが着用する場合、目的地までの距離やルート、スピードといった情報を映し出してくれる。7月21日まで「Pilot Edition」モデルのプレオーダーを499ドルで受け付ける。

機能的にはGoogle Glassと類似しており、早い話、日常生活にはGoogle Glass、ハイレベルなスポーツ分野でRecon Jetということになりそうだ。Recon Jetは右下にマイクロディスプレイがついており、視界を遮ることなく必要な情報を映し出してくれる（2メートル先の30インチモニターに相当）。Bluetooth、GPS、Wi-Fi、HDカメラ、センサー、加速時計、ジャイロスコープ、高度計、磁力計、温度計、スピーカー、マイクなどを備え、まさにコンピューターの塊だがあらゆる気象下で利用できるという。重さはわずか60グラム。

各種スポーツ用のアプリの追加もOKで、プロのアスリートは記録管理だけでなくパフォーマンスを高めるのに活用できそうだ。もちろん、普通にスマートフォンと連携させてメールの着信やSNSを確認することもできる。

発送は今年12月を予定しており、正規の小売価格は599ドルになる。

Recon Instruments