英国のVISMO社が2009年に開発したこのツールでは、派遣される社員が携帯する端末にアプリをダウンロードすることで、企業は社員の居場所や移動の記録が地図上で確認できるようになる。また、端末の電池残量や受信状態も把握できるほか、あらかじめ危険地帯として指定したエリアに社員が足を踏み入れた場合、アラートで警告する機能もある。万が一、社員が危険な状況に陥った場合、ボタンを長押しすると緊急アラートを発信し、管理する企業側に位置情報と録音ファイルを送信する仕組みになっている。
日本での法人向け提供はテレコムスクエアが総代理店となり、初期登録3150円、利用料は年間2万3800円。また、今回の導入に伴い、7月10日に東京で「邦人企業の海外出張者のリスク管理」という無料セミナーを開催する。リスク専門家の講演があるほか、会場でVISMOの実演を行う。現在、メールと電話で参加予約を受け付けている。
テレコムスクエア