このシステムのセールスポイントは、いちいち鍵を取り出して解錠するという手間が省けること。それから、ユーザーがアプリから招待状を送った相手も同様にキーレスで入室できるということだ。家族や友人、あるいはハウスクリーニングや修理の業者などに留守中に家に入ってもらう場合、招待状を送っておけば、相手もスマホで出入りができるようになる。もちろん、出入りのコントロールや履歴のチェックはできる。
開発したAugust社の共同設立者は「自宅でパーティーを開くときなどゲストにアプリから招待状を送っておけば、ドアのチャイムを鳴らさなくても入室できる」と、使い方の一例を挙げる。Facebookやスマホ内の連絡帳を使って招待状を送れるのも便利だ。
ドアに取り付ける鍵は省電力タイプのBluetoothでスマホと交信する。電池式なので、停電になった場合でも動かなくなるということはない。電池が少なくなったら、ユーザーのアプリにお知らせが届く。また、開発したチームによると、市場に出回っている電子錠の中では一番小さく、取り付け作業には10分もかからないという。値段は199ドル。
August Smart Lock