中国メーカーMeizuは、モバイルワールドコングレス2017で新たなスマホ充電技術「Super mCharge」を発表した。
これまで展開してきたmChargeの改良版で、容量3000mAhのバッテリーを20分でフル充電できるという。
・他社を上回るスピード
20分というと、コーヒーを1杯飲むくらいの時間で充電できてしまうことになる。スマホヘビーユーザー、あるいは忙しい人にとって充電にかかる時間を短縮できるのはうれしい。
この技術を他社のものと比較すると、たとえばクアルコムが昨年末に発表したQuick Charge 4は容量2750mAhのバッテリーを15分間で50%充電する。今回のSuper mChargeはそれを上回る技術となる。
・端末加熱の対策も
ただ、充電技術は端末加熱問題と表裏一体の部分がある。サムスン「Galaxy Note 7」の発火問題は記憶に新しいところだ。
この点について、Meizuは「Super mChargeでは充電中の温度は最高39度にとどまり、充電しながらでも安全にゲームを楽しんだり映画を観たりすることができる」としている。
この技術を搭載した端末がいつごろ投入されるかについては、まだ明らかになっていない。