「MINPAKU.Biz」は、そうした情報ニーズを予見して立ち上がったサイト。民泊に関するありとあらゆるニュースを、多角的に発信。今後拡大が見込めるこの分野を、牽引していくサービスとなりそうだ。
提供元は、インバウンドビジネス支援を手がけるオックスコンサルティング。代表取締役の原 康雄(はら やすお)氏に、話を聞いた。
・新サービスから運用ノウハウまで、あらゆる情報をワンストップで提供
Q1:まずは、「MINPAKU.Biz」提供のきっかけからお聞かせください。
円安やビザ緩和、政府によるインバウンド振興策などを理由に、訪日外国人が急増しています。日本でもAirbnbなどの民泊サービス利用者が急拡大する中、2015年中頃から急速に民泊運用代行業などの周辺市場が形成されました。
そうした市場拡大に伴い、今後は民泊に関する情報収集ニーズや、民泊周辺サービスの比較・検討ニーズが生まれることを想定し、事前に市場全体を面取りできるポータルサイトを構築しておこうと、考えたのがきっかけです。
Q2:「MINPAKU.Biz」とは、どんなサイトなのでしょうか。
民泊に関する総合情報ポータルサイトです。民泊に関する国内外の法規制動向や、新サービス情報などをまとめたニュース、民泊セミナー情報、民泊ホスト向けの運用ノウハウ、Airbnbをはじめとする主要バケーションレンタルサイト20サイト以上のデータベース、民泊運用代行・清掃代行など30社以上のデータベースなど、民泊ホストや民泊事業への参入を検討する企業向けに、情報収集や比較検討、意思決定に役立つコンテンツをワンストップで提供しています。
・各種サービスも多数展開予定
Q3:正式オープンに漕ぎ着けるまで、最も苦労されたのはどんなところでしょうか。
Airbnb以外のバケーションレンタルサイトや、ビジネスに関する情報はまだあまり日本に入ってきていないため、それら20サイト以上のデータベース作成や最新情報収集の仕組みには、時間をかけました。
また、日本で急増している民泊運用代行会社や清掃代行会社の情報を、ホストが分かりやすいように統一の基準で整理し、データベース化することにも手間をかけました。目まぐるしく変わる法規制動向を、常に追い続けなければならず、その点も大変でしたね。
Q4:今後の展開について、教えてください。
今後は、ポータルサイトとしての情報提供をさらに充実させていくとともに、代行会社無料紹介サービスや翻訳代行サービスなど、オリジナルサービスにも力を入れていきます。(その上で)情報収集・比較検討フェーズだけではなく、意思決定・運用に至るまでをトータルに支援するメディアとして、拡大していく予定です。
最近は新たに、バケーションレンタルサイトの掲載物件を自動収集・分析し、データとして提供するサービス、「BnB Insight」も公開しました。日本の民泊市場をデータで捉え、民泊ホストだけではなく不動産会社や投資家、自治体などの意思決定を支援する事業も、展開予定です。
テスト運用期から、多くの訪問者数を獲得していた本サイト。記事の本数、充実度もなかなかのものだ。民泊のすべてを知る、絶好の機会。ぜひのぞいてみてほしい。
MINPAKU.Biz