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ドローンで撮影した画像をクラウドソーシングで解析する、次世代型の捜索支援ソリューション

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ドローンを活用した捜索救難サポートツール「AeroSee」遠隔操作や自動制御によって無人で飛行できるドローン(無人航空機・UAV)は、近年、偵察や爆撃といった従来の軍事利用にとどまらず、空中撮影や荷物の配送など、様々な分野への応用が検討されている。

・ドローンで撮影し、クラウドソーシングで画像を解析


英セントラルランカシャー大学を中心に研究開発がすすめられている「AeroSee(エアロシー)」は、ドローンとクラウドソーシングを組み合わせた、捜索救難のためのソリューションだ。

「AeroSee」では、山岳地帯などでの行方不明者の捜索にあたって、救助隊の要請により、ドローンを出動され、上空から現場を撮影。画像はリアルタイムで「AeroSee」のウェブサイトに転送される。

「AeroSee」の画像解析用画面世界各地のボランティアは、オンライン上の画像を、PCやスマートフォン、タブレット端末などから解析し、捜索や救助が必要と思われる地点をマーキング。

マーキングされた画像データは、専門のアルゴリズムによって処理され、救助隊に提供される仕組みだ。

・ドローンの活用で、スピーディな捜索救難を実現


「AeroSee」は、2015年1月、ノルウェーで行方不明になった当時18歳の男性の捜索に利用された後、現在は、ベータ版として、捜索救難の専門家のみを対象に、限定公開している。

「AeroSee」が本格的に実用化されれば、厳しい自然環境においても、行方不明者の捜索や救助をスピーディかつスムーズに遂行できそうだ。

AeroSee

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