世界60カ国超でチェーン展開しているドミノ・ピザがこのほど、宅配用の無人自動運転ロボの詳細を明らかにした。実用化に向け、現在オーストラリア・クイーンズランド州で試験運転中という。
・最速ルートを検索して配達
「DRU」と呼ばれるこのロボット、焼きたてのピザと冷たい飲み物をそれぞれ別に収納するコンテナを備え、4輪で動いて配達する。
最大時速は20キロで、センサーやGPS追跡機能などを搭載。最速ルートを検索し、障害物をよけながら目的地まで無人で走行する。
・DRUを世界に
開発にあたっては、オーストラリアのスタートアップ「Marathon Robotics」と協業している。
現在は全自動で正しく機能するかをチェックしている段階で、このほど公開した動画ではDRUが無事にピザを配達し、仕上がりは順調なようだ。
今後のDRU投入計画はまだ明らかではないが、ドミノは「世界に広げたい」と意気込んでいる。
ロボットを使ったサービスは、ホテルでロボがルームサービスなどを届けたり、アマゾンがドローンを使った配送サービスを準備中だったりと、ホットになりつつある。
さまざまな業界で省人化の動きが加速していく中、ピザ宅配ロボも珍しいものではなくなりそうだ。
ドミノ・ピザ