創業間もないベンチャー企業、凌芸舎がリリースしたのは、ビジネスコミュニケーションに特化したツール「tocaro(トカロ)」。
これまで見過ごされがちだった、セキュリティ強化に焦点を当てながら、“かゆい所に手が届く”機能を満載。
安全性を提供するとともに、社内外のコミュニケーション活性化を図る。
2社共同開発によって誕生した本サービス。代表取締役社長、窪島 剣璽(くぼしま けんじ)氏に、早速詳しい話を聞いた。
・社内ビジネスにまつわる課題を解決するツール
Q1:まずは、「tocaro」提供のきっかけと経緯から、お聞かせください。
凌芸舎は、2014年4月に本格始動したベンチャー企業です。
当初は、スタッフが別々の場所で仕事をするケースが多く、コミュニケーションを円滑にするため、他社のクラウドサービスを使用しておりました。
そんな中、私、窪島が以前勤めていた伊藤忠テクノソリューションズと、最近のクラウドサービスについて意見交換をしている際に、“ビジネス向けコミュニケーションサービス”の分野でサービスを共同開発しよう、という話になりました。
それがきっかけで、スタートしたサービスが「tocaro」になります。
Q2:「tocaro」とは、どんなサービスなのでしょうか。
「tocaro(トカロ))は、talk a lot(たくさん話す:コミュニケーションを密に取る)を由来にした造語で、チャット、ファイル共有、タスクの管理、検索を簡単に行えるサービスです。
従来のメール送受信でのコミュニケーションでは、意思疎通が取りづらい、無駄な会議を減らしたい。皆さん、こんな経験が、一度はあるかと思います。
そんな悩みを解決できる、ビジネス向けコミュニケーションサービスです。
・ユーザーの使い勝手を考慮しながら機能を改善
Q3:2社共同開発によって生まれた本サービスですが、開発過程で最も苦労したのは、どんなことでしょうか。
当初は離れた拠点で開発していたため、共通認識を持つことに、最も苦労しました。
開発が進むにつれ、本サービスを使用することで、コミュニケーションが細かく取れるようになり、(その悩みも)解消されました。
開発時に出た要望や、コミュニケーションの課題を解決していくことで、サービス自体の本質的な機能改善に、つながったと思います。
Q4:機能の追加など、今後の展開で決まっていることがありましたら、教えてください。
機能が増えることと使いやすさは、比例しないと考えています。
しばらくは大きな機能追加をせず、現機能のブラッシュアップや機能間の連携など、ユーザーにとっての使いやすさに直結する部分の改善に、力を入れていく予定です。
SNSやフリーのチャットアプリ、クラウドサービスを利用する必要がなくなるのも、本ツールの利点。まずは、基本機能が無料で利用できる“フリープラン”から、試してみたい。
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