エキサイト株式会社は、2018年10月24日にXTechHP株式会社による公開買い付け（TOB）が成立し、新たな経営陣のもと、あらゆる改革を断行。結果、2020年3月期の上期決算において、半期の決算としてはエキサイト史上最高の営業利益、経常利益を計上した。

経営陣を刷新！ 赤字脱却に成功！

2018年10月24日のTOB以降、12月18日には代表としてXTech株式会社代表取締役 西條晋一、ユナイテッド株式会社代表取締役会長CEO 早川与規氏、株式会社overflow代表取締役CEO 鈴木裕斗氏ら新経営陣の就任が決定。さらに2019年より、取締役として石井雅也、秋吉正樹、執行役員として齋藤匠を迎え入れ、様々な改革を断行した。

その結果、4期続いていた赤字体質から一転、2020年3月期の上期決算において半期の決算として、前年を上回る売上高、過去最高の営業利益、経常利益ともに4.5億円を実現、営業利益率も15%を達成したのだ。

再上場を目指して

改革施策としては、まずD2CやHRTech事業など新たな事業領域を検討し、収益基盤の確立を目指した新規事業創出会議の実施。また、シンプルな組織改造により、事業部門に人材を集中させ、業務フローや意思決定プロセスの抜本的な見直しを行うことで、事業推進と意思決定のスピードをあげ、ひいては労働生産性の向上の実現に繋げた。

そして、企業価値向上に寄与しないコストを洗い出し、取引先との取引条件の見直しなど、徹底的なコスト削減を実行。さらに、次世代リーダーの育成に注力する中、優秀な若手を中心に管理職や事業会社の代表に登用するという抜擢人事を行うことで、チャレンジしやすい環境を構築し、組織の活性化を促した。

同社は、このたびの赤字脱却を受けて、改めて人材への投資の重要性を強く認識し、改革により確立した収益基盤を活用して、新規事業を担う人材への投資、新規事業創出に一緒にチャレンジしたい人の積極採用を決定。今後は早期の再上場を目指し、更なる企業価値の向上を目指すとしている。

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おそらく痛みも伴ったであろう抜本的改革は、現時点では成功したと言えるだろう。今後の成長にも注目したい。

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