来年に生産開始を予定していてまだ実物がない中、早くもその新バージョンとなる4ドアのプロトタイプを公開した。
・ワイルドさ満載
今回の2種は、すでに発表しているトラック「B1」とピックアップトラック「B2」の4ドアという派生デザイン。Bollinger Motorsは2017年にB1を、その翌年にB2を発表し、かなりの注目を集めた。というのも、車全体が角張っているという、軍隊車両を思わせるような他ブランドにはないデザインだったからだ。
スポーツカーなどによく見られる走行時の空気抵抗を抑えるための流線型、といったものはゼロ。ワイルドさやパワフルさを求めている人向けの、真にハードなトラックだ。
・航続距離320キロ超
新たに発表した2種のスペックは基本的に2ドアタイプと同じ。120kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は320キロ超。トップスピードは時速160キロで、停止している状態から時速96キロに到達するまでわずか4.5秒しかかからない。そして最大2360キロを積載でき、3400キロを牽引できることからもわかるように、仕事で重い機材を持ち運んだりすることがある人向けのものだ。車高が高いことから、オフロード使用も想定しているようだ。
電動のトラック・ピックアップトラックの分野はTeslaやRivanなどの参入でにわかに注目を集めている。Rivanもキャンピング仕様などプラスαの機能を打ち出してきているところを見ると、消費者の反応に手応えを感じているのだろう。
いずれにしろ、来年はEVトラック・ピックアップトラックの発売が相次ぐ年になりそうだ。
Bollinger Motors