Photoponに加盟するレストランはあらかじめ、「メーン料理から25ドル割引」「ビールを1ドルで提供」などとクーポンの種類を設定しておく。一般ユーザーはクーポンの種類を選んでから食べ物の写真を撮り、写真をメールやメッセージ、ソーシャルサイトなどで友達とシェアする。写真はユーザーが選んだ割引内容が反映されたオリジナルクーポンとなり、シェアした人は実際にそのクーポンを店で利用できる。
このサービスのねらいは、ローカル事業者の集客支援だ。レストランなどの飲食店にとって、客のつなぎ止めや新規開拓の成否は経営に直結する。Photoponの仕組みでは、料理を気に入ってくれた客の“口コミ”で集客を期待できる。写真を投稿してクーポン券を“発行”する一般ユーザーにとっても、クーポンが利用されるごとに紹介料としてスターバックスなどで使える特典がもらえる。飲食店も、紹介者も、そしてもちろん実際にクーポンを利用する人もメリットがあるというまさにwin-winのサービスだが、今後加盟店をどれだけ増やせるかが課題となりそうだ。
Photopon