航続距離が400キロと長く、またバッテリーがモジュール式となっていて交換できるのが特徴だ。
・効率運用できる
Lion Electricは黄色い車体でおなじみのスクールバスを主に製造している会社。Techableでも昨年、同社が電動スクールバスの生産を本格化させていることを紹介した。そして今回はトラック。クラス8のさまざまな目的に使えるタイプだ。カスタムメイドのバッテリーモジュールにリチウムイオン電池を搭載して走る。
この電池は取り替え式になっていて、トラック内やステーションなどに予備バッテリーを準備しておくことで、充電のためにトラックが使えなくなる、ということをなくせる。つまりトラックの効率運用ができる。
・初の顧客は酒類公社
その他のスペックはというと、最大出力は470HP、最大トルクは2507ft/lbs。そして最高スピードは時速105キロとなっている。Lion8は今秋にも発売される予定で、すでにプレオーダーの受付が始まっている。最初の顧客はケベック州酒類公社(SAQ)となることが決まっていて、ワインやビールといったアルコールの運搬に使用される。
価格は未定だが、ディーゼルトラックよりは高い設定になるのは必至。ただ、Lion Electricは「燃料費やメンテナンス費が抑制できる」とアピールしていて、長期的なメリットを武器に北米市場を開拓する方針だ。
Lion Electric