カナダ・モントリオール拠点のスクールバスメーカー「Lion Electric」も電気スクールバス製造を本格化させており、密かに市場はホットになりつつあるようだ。
このほど資金調達を行い、施設を拡張しつつ、新工場を米国に設けることも視野に入れている。
・90〜150キロ走行
黄色い車体でおなじみのスクールバス。北米では子どもの安全上、都市部であってもスクールバスを導入している学校が多く、今後買い替え需要がかなりあるとみられている。
そうしたニーズをLion Electricは取り込もうとしている。同社が開発した54〜72人乗り電気スクールバスは1回の充電で90〜150キロ走行する。
乗用車やトラックなどと比べると短いが、普段の通学はもちろんこと、遠足などの遠出もほぼ対応できそうだ。
・定格出力250kW
この電気スクールバスはLion Electricがシャシ(足回り部分)からボディ、バッテリーパックに至るまで全て自社製。また、車椅子乗降用リフトの取り付けといったリクエストにも応じる。
定格出力は250kW、最大トルクは2200Nmとなっていて、従来のディーゼルバスと同様もしくはそれ以上のパワーを持っている。
毎日乗るスクールバスが電気化されるとなれば、子どもたちにとっては環境問題やテクノロジーの進歩を学ぶいい機会になりそうだ。
Lion Electric