デスク(58.5×29.5インチ)の表面には温度センサーが備わっていて、机を使用しているかどうかが分かるようになっている。また、机の隅にタッチスクリーン式のデバイスが埋め込まれ、ユーザーがそろそろ立って仕事をしたいと思った時にスクリーンをダブルタッチすると天板を上げることができるなどの機能を備えている。高さは25−51インチ(63.5−129.5センチ)の間で調節可能。一定の時間ごとに天板の高さが自動で変わるようにする機能を使うと、同じ姿勢をとり続けるのを防ぐことができる。
この机の賢いところは、ユーザーの動きから「今月の累計座り時間、立ち時間」を計算して示してくれるということ。また、立って仕事をする方がよりカロリーを消費するが、そのカロリー計算までしてくれる。BluetoothやWi-Fiにも対応していて、ランニングの距離や消費カロリーなどを計測するガジェットを交信させると、ランニングをしてから仕事に臨んでいることなどを認識し、自動変動設定の場合に座り時間を長めにしたりするというスマートさだ。
価格は3980ドルと決して安い額ではないが、手作業で作製されていて、また各種ケーブルやタッチスクリーンが埋め込まれ、コンセント差し込み口やUSBも備えられている。販売は始まったばかりで、初回は50台のみの生産。開発したStirは販売状況を見て、今後の生産計画を決めるという。
Stir