米国を代表するデパートのひとつ「Macy’s」が導入したのは、アプリ会社「Shopkick」が開発した「shopBeacon」。情報を発信する専用ガジェットを設置した店に客が入ると、客の端末が自動で感知し、ディスカウントや各フロアの目玉商品、おススメ商品などの情報がプッシュ通知されるというものだ。また、お買い物リストのリマインダーとしても活用できる。Shopkickが展開する買い物アプリではMacy’sを含め様々なメジャー小売店を扱っている。そのアプリ内をブラウズして気になる商品を見つけたら「likes」としておけば、次回店舗に足を運んだ時にリマインダー表示してくれる。
情報発信するガジェットの大きさは石けんほどと小型で、壁などに取り付けて使用する。価格は40ドル。複数の出入り口にそれぞれガジェットを取り付けるにしても導入費用はかなりリーズナブルなものになるのも小売店には都合がいいだろう。
このシステムはまだベータ版で、まずはMacy’sのニューヨークとサンフランシスコの2店舗で試験運用されている。試験がうまくいけばMacy’sの全米に広がる店舗や他の小売店でも導入される見込みで、スマートフォンの浸透を反映したこの新サービスは今後広がりをみせそうだ。
Shopkick