そこで、開発されたのがコロコロ転がってイヌ、ネコに運動を促すエクササイズ玩具「VARRAM」。人工知能(AI)を搭載し、ペットが喜んで動くような仕掛けがなされている。
・肥満由来の病気を防ぐ
開発を手がけた米国のスタートアップByVARRAMによると、米国で飼われているイヌの56%、ネコの60%が肥満なのだという。肥満だと高血圧や腎臓病といった病気になりやすいのは人間と一緒だ。また運動不足はフラストレーションを招き、物を手当たり次第噛みちぎったり、吠えたり、尿をしたりといった行動につながることも。それらを予防するためにVARRAMは開発された。
・スピンや回転
VARRAMは円柱形のデザインで、大きさは16.5×10.3センチ。センサーやカメラ、AIを搭載し、近くにペットがいるかどうかを判別でき、また障害物を避けながら転がって自走する。ペットがソファから動く気配がなければ、内蔵するペットフードを出して誘い出し、近くにきたら転がって追いかけるように促す。回転し続けたり、1カ所でスピンしたり、8の字を描いたりと動きは多彩だ。
・遠隔からマニュアル操作も
飼い主がアプリを使って遠隔からマニュアル操作することも可能で、タイマーを使えば一定間隔でエクササイズを設定することもできる。イヌ・ネコがかむことも想定し、VARRAMは安全なポリカーボネート製。フル充電で10時間作動する。
留守番中のペットの退屈対策としても有効そうなこのおもちゃ、現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。出資額は79ドル(約8900円)〜となっている。
出資は10月18日まで受け付けるので、「最近うちのイヌ(ネコ)が太り気味…」などと気になっている方はチェックして見てはいかが。
VARRAM/Kickstarter