カプセルは経口摂取型で、センサーを搭載。消化器官内を移動しながらガスを測定し、データをリアルタイムに端末にワイヤレス送信する。
・ガスの種類や濃度を特定
腸内ガスを測定することで、その種類や濃度、場所から病気を特定することが可能なのだという。
胃カメラや大腸内視鏡などの検査を経験したことのある人はよく分かるかと思うが、そうした検査は患者の体力的負担が大きい。通常のカプセル薬より若干大きめながら、このカプセルなら飲むだけなので検査がかなり楽になる。
・呼気検査よりも高精度
カプセルはガスセンサーのほかにマイクロプロセッサー、電池、高周波トランスミッターなどを内蔵する。データはリアルタイムにスマホなどの端末に送信され、診断に活用される。
研究チームによると、楽に行える消化器系の検査の一つとして呼気検査があるが、カプセルの方が感度が優れ、診断の精度もかなり高いとのこと。
トライアルの結果は5月に米国シカゴで開かれる消化器専門学会で発表される。
RMIT