まだ食べられるかどうか、と多くの人は食品に鼻を近づけるだろう。だが、より化学的根拠に基づいて判断したいという人のために開発されたのが「Foodsniffer」。食品にかざすだけでガスレベルなどを計測して新鮮度合いを教えてくれる賢いガジェットだ。
・揮発性有機化合物を検知
Foodsnifferはテレビなどのリモコンより小さいくらいのサイズで、専用アプリとBluetoothで連携させて使う。
使うには、チェックしたい食品の種類を牛肉、豚肉、鶏肉、魚から選び、Foodsnifferの先端を食品に近づけるだけ。
すると、Foodsniffer内蔵のセンサーが食品から出る揮発性有機化合物のレベルを検知し、鮮度を判別する。ユーザーはその結果をスマホアプリで確認できる。
・食品ロス対策にも
鮮度が落ちたものを食すと、食中毒など健康に深刻な影響を及ぼす可能性があり、Foodsnifferではそうしたリスクを回避できる。
加えて、賞味期限がわからないけれど見た目はまだ食べられそうなものがあるとき、安全かどうかを事前に確かめられると安心できるとともに食品ロスを防ぐことにもなる。
家庭で、飲食店で活躍するこのガジェット、残念ながら現在は米国内でのみの販売となっているが、需要は世界中でありそうだ。
ちなみに、小売価格は129.99ドル(約1万5000円)だが、現在サイトでは89.99ドル(約1万円)で販売されている。
Foodsniffer