備忘として、「Evernote」「OneNote」などのメモアプリに記録しておくという手段もあるが、記録する情報が膨大になると、必要な情報の検索に手間がかかるのが難点だ。
・ロボットと会話する感覚で、必要な情報を瞬時に検索
米アリゾナ大学の学生ジョーダン・シンガー(Jordan Singer)氏と、同大学の卒業生であるShivkanth Bagavathy氏は、ロボットと会話するような感覚で、必要な情報を簡単に抽出できる「Wonder(ワンダー)」を、開発した。
ユーザーは、「Wonder」のウェブサイトにスマートフォンの電話番号を登録し、SMS(ショートメッセージサービス)で「Wonder」の“bot”とテキストメッセージをやりとりする仕組み。
専用のスマホアプリなどをダウンロードする必要がなく、通常のSMSと同様に操作できるシンプルさが特徴だ。
たとえば、SMSで「My locker combination is 12,24,32(私のロッカー番号の組み合わせは、12、24、32) 」というメッセージを「Wonder」に発信し、「Remembered(記憶済み)」という応答があれば、「Wonder」での記録が完了。
「What is my locker combination?(私のロッカー番号の組み合わせは?)」と「Wonder」にたずねると、記憶させたとおり「12,24,32」という答えが返ってくる。
・英語を使えば、日本でも利用可能
国際電話番号形式でスマートフォンの電話番号を登録し、英語でbotと会話ができれば、日本でも「Wonder」を利用可能。
新しい備忘ツールとして、活用できそうだ。
Wonder