その「Dexmo」が、2年の歳月を経てついに完成。試行錯誤を繰り返し、市場販売可能なレベルに到達したという。
・“肉付き”がよくなって再登場!
まず、過去と現在の製品写真を見比べてほしい。だいぶ“肉付き”が、よくなっているのがわかる。それだけでも、本品がたどった進化の過程がいかなるものか、容易に読み取ることができるというものだ。
「Dexmo」の特徴は、ユーザーの指に、物体を触ったときに感じる“抵抗感”を感知させるところ。画面の中でバーチャルの物体に触れたとき、“その物体を触った”感触を、グローブを通じて体感できる点にある。リンゴならリンゴ、剣なら剣と、画面に現れた物体そのものの感触が得られるのだ。
・独自技術でリアルな感触を実現
これを実現しているのが、ワイヤレスモーションキャプチャと独自のブレーキシステム。ブレーキシステムに関しては、過去記事を参照していただきたい。ここで言いたいのは、他のフォースフィードバックデバイスと比べて、「Dexmo」にはさまざまな優位性があるということだ。
本体は非常に軽く、バッテリー電源で稼働するので、ワイヤレスでも比較的長い時間動かすことが可能。手指の自由度も高く、触った物のサイズ・形状を、しっかり感知できるところもうれしい。よりリアルな感触を味わえるのも、本品の利点と言えるだろう。
・製品を組み込めるソフトウエアパートナーを募集中
開発元のDexta Roboticsでは現在、製品機能をフルに生かせるソフトウェアパートナーを募集している最中。単体で市場に出る気配は、今のところなさそうだ。リアルな仮想現実の世界、早く体感したい!
Dexmo