世界保健機関(WHO)によると、2012年に大気汚染が原因で亡くなった人は、世界全体で700万人にのぼるという。
・世界の大気汚染の状況を“みえる化”
フランスのスタートアップ企業「Plume Labs」は、2015年9月、世界の大気汚染の状況をリアルタイムで表示する「Plume Air Report(プラム・エアー・レポート)」を開発した。
このオンライン地図では、世界11,000カ所の環境機関で公表されているデータを毎日収集。
大気汚染の少ないことを示す青色から汚染レベルの高い黒色まで、ビジュアルでわかりやすいよう、世界各地を色分けし、大気汚染の状況を可視化している。
また、人工知能や機械学習を活用した予測モデリングによって、世界200都市を対象に、大気汚染レベルの予報を発表。
「屋外での運動に適しているか?」、「乳児を外に連れ出すのに適しているか?」、「屋外での飲食に適しているか?」など、大気汚染のレベルに照らしたアドバイスを発信し、対象地域で生活する人々の健康維持に寄与している。
・日本の主要都市の大気汚染状況もチェックできる
「Plume Air Report」は、公式ウェブサイトのほか、iOS対応アプリやAndroidアプリとしても、リリース。
東京、横浜、名古屋、大阪、福岡など、日本の主要都市の大気汚染の状況もチェックできるので、日常的に活用してみてはいかがだろう。
Plume Air Report