そんなとき威力を発揮するのが、「Pathee(パシー)」だ。
今いる位置から、徒歩5分圏内にある場所をさっと検索。
ニーズに応じて、行きたい場所の情報を、手早く提供してくれる、便利アプリである。
今月初頭に、全面リニューアルを決行。より使い勝手が良くなった本サービスについて、運営元のtritrue(トライトゥルー)、代表、寺田 真介(てらだ しんすけ)氏が語ってくれた。
・リニューアルで機能を大幅にアップデート
Q1:まずは、「Pathee」開発のきっかけと経緯から、お聞かせください。
「Googleでは、見つけたいものが見つからない」という気付きが、きっかけです。(中略)
「今の検索は使いにくい」というストレスがあったので、「それなら、自分たちで作ってしまえ」という話になり、「Pathee」の開発を開始したのが、2013年の春。
そこから試作と検討を繰り返し、2013年12月に、ウェブ版「Pathee」をリリース、iOSアプリの「Pathee」は、2014年の5月にリリースしました。
Q2:前バージョンからどのように変わっているのか、教えていただけるでしょうか。
最初のアプリリリースから1年間は、バグ改修以外の大きなアップデートは行わず、検索エンジンのインフラ側の開発、改善に注力していました。
そのため、今回のリニューアルには、1年分のエンジン側の機能追加+改善が、積み込まれています。
まず、当初のアプリが、検索したウェブ情報と場所を提示するだけだったのに対し、リニューアル版では、店名、写真、お店の評価など、さまざまな情報を、検索結果として表示しています。(中略)
2つめは、ユーザから要望の多かった“指定した位置を起点に検索”する機能を、実装している点。(中略)
最後は、HERE機能(β)の実装です。こちらは、今の時間や場所に応じて、適切な情報を能動的に、ユーザーへ配信する機能です。
・使うほどに能力が増すアプリ
Q3:開発にあたって最も苦労したのは、どんなところでしょうか。
UIをブラッシュアップするのに、かなりの時間をかけています。
アプリやUIの専門家が社内にいないという、根本的な問題があるので、これに関しては、シロウトが自分たちのアプリを含む、いろいろなアプリを使い倒して研究して、どうあるべきかをブレストしながら進めています。
作ってみた後に「これじゃなかった!」ってなることが結構あり、苦労しました、というよりは、今でも苦労しています。
Q4:リニューアル後の展開について、教えてください。
アプリ開発では、HERE機能(β)の開発がメインになります。
HERE機能の最終目標は、“ユーザーが検索しなくても、ユーザーが欲しい情報を配信すること”なので、今後、こちらにさまざまな情報が、表示できるようになる予定です。
「Pathee」は、インフラ側の情報量が増えたり、整理される情報が変わることで、使い勝手がよくなるアプリです。
アプリ以外に、検索エンジンとしての性能向上にも、注目していただけるとうれしいです。
外出時のちょっとしたニーズに対応する「Pathee」。
生活をより便利にするために、ぜひとも利用してみたい。
Pathee