その先陣を切ったのが、「CUBE」。ウッバダール大学のデザインチーム、family of the artsによって開発されたものだが、なんてことのない、黒い立方体にしか見えない。
「これで家電を制御するんです」と言ったら、誰もが驚くのではないだろうか。
・すべてをコントロールする四角い箱
スマートホーム用のインターフェースといえば、タブレットやスマホが一般的。
タップ1つで、電気が点いたり消えたりするだけですごいのに、箱なんかでどうやるの?と思うのは当然である。
しかし、そこが「CUBE」の特徴であり、面白いところ。持ち上げたり、軽く触れるだけで、室内の温度や照明の点滅をコントロールする。室温を上げたいときは時計回り、下げたければ逆に回せばいいだけ。
触る。上げる。回す。すべてユーザーの直感的な動作で完結するから、便利。スワイプやタップよりも、はるかに楽そうではある。充電はドッキングステーションで、簡単にできるらしいので、こちらも手間いらずだ。
・価格、発売時期は未定
料理をしながら、音楽を聴きたい。ディナーの演出に、少しだけ灯りを暗くしたい。そんなときは、「CUBE」を使えばいい。
調整のために、いちいち立ち回らなくて済むし、スマホでアプリを起動する必要もない。手元に置いた黒い箱が、あらゆるニーズに応えてくれる。
何よりもデザインにこだわったという本品。発売時期、価格は今のところ未定だが、ホームページから問い合わせることはできるので、興味のある人は、メールしてみてはいかがだろうか。
CUBE