そんな悩みを一気に解決できる、スマホで使える無線通信型USBメモリ、『USB air』が発売されたのをご存知だろうか?
専用アプリ『NextDrive』を中継してやり取りできる技術は、日本で初めてだそう。
エスキュービズム・エレクトリックの、鈴木 世一(すずき よいち)代表取締役社長に話を聞いた。
Q、どのような経緯でこの商品を開発する事になったのでしょうか?
「現在、写真・動画の撮影、音楽の再生は、スマホが主役となりました。それに伴い、スマホ用の外部記憶媒体も必要とされています。
従来の外部記憶媒体は、スマホと直接接続させるコネクタ型のみでした。しかし、個人での保管に留まらず、友人や家族といった“みんな”と共有をすることが当たり前になったことを受け、無線機能付き外部記憶媒体、スマホでも利用できる『USB air』を開発しました。
コネクタ型と比べ、より簡単に、より便利に、写真や動画、音楽データの保存、共有が可能になります。」
■専用アプリ『NextDrive』で、どのスマホにも対応
Q、機能について、詳しく教えてください。
「スマホから本器に無線でデータを移行(保存)できます。
保存には別売のmicroSDHCメモリカード(4GB〜 32GB)と、専用アプリ『NextDrive」のダウンロードが必要になります。
WiFi通信に接続するような要領でスマホと本機は簡単につなぐことができます。その状態で、専用アプリを通し、データを移行することができます。
逆にUSB-air内のデータをスマホに入れることもできます。 PCにも、従来のUSBメモリとしてご使用いただけるので、PCのデータをUSB-airで持ち運び、必要時にスマホで写真や動画を閲覧することもできます。
PCとスマホやタブレットが、時と場合を選ばず、USB-airを介して簡単につながります。
また、専用アプリを通し、他者(他機)とデータの共有ができます。パスワード(8文字~)も設定できますので、承認していない他者からのアクセスを防ぐことができます。」
■『リアル・クラウドを持ち歩けるような感じ』
Q、日本初の技術とのことですが、このサービスを開発中、苦労した点はありますか?
「今までの世の中にあるアプリやスマホがもつ機能を駆使すれば、開発自体はそれほど難しいことはありませんでした、
それよりも、従来のスマホ向けUSBメモリはコネクター型のみで、iPhoneとandroidスマホでは、規格が合わず、その場で両機種でのデータの交換は、メールでの添付やメールアプリやSNSでの共有となり、複数人でのデータのやり取りはとても面倒なものでした。
それを簡単にするためのソリューションとして、具体的にどう製品化すれば良いかを思い描くまでが苦労しました。
そのヒントをクラウドサービスに見つけました。その発見からは製品化に行つくのは早かった気がします。
余談ですが、我々が、社員の人間にUSB-airを説明する際には、一言でいうと、『リアル・クラウドを持ち歩けるような感じ』といった説明をしています。」
Q、このサービスを利用されたユーザーの反応はいかがでしたか?
「自身のスマートフォンの中のデータを移行して、スマホの容量が軽くなるということへの便利さはもちろん、iPhoneとandroidスマホ間で、その場で簡単にたくさんのデータが共有できることに嬉しい驚きがあるようでした。」
これから年末に向けて写真を撮る機会も多いこの時期に活躍しそうな、『USB air』。定価は5980円で、Aamzonマーケットプレイスや楽天で購入できる。
「USB air」 Amazonマーケットプレイス
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USB-air 公式サイト
(Writer: Saera Jin)