「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べるe-ラーニングシステムです。現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、主にインドで活用されている英語版があります。
この度「Surala Ninja!」が導入されるSussex Collegeは、首都圏のコロンボ地域を中心にスリランカ全国で学校を運営する国内最大のインターナショナルスクール・グループです。英語教育の質の高さと、教員の教務力に定評があり、インターナショナルスクールとしてスリランカでトップレベルの評価を誇る非常に知名度の高い学校で、全校生徒数は5,500名にのぼります。
今回の「Surala Ninja!」の導入は、21世紀型のグローバル教育を目指しIT教育に力を入れるという学校方針、また、英語習得初期にあたる初等教育時から数学力の基盤を身につけることができるカリキュラムの強化というニーズに合致することが理由として挙げられます。さらに、近年ますます競争が激しくなっている私立学校の運営における差別化戦略の一つとしても、「Surala Class」の導入に期待が寄せられています。
Sussex Collegeでは、5月・6月にNugegoda校とMalabe校の2校舎にて実施した1か月間の「Surala Ninja!」による個別学習授業に約60名の3年生が参加し、非常に高い評価を得ました。また、成績向上にも寄与し、1か月の授業で足し算の学力評価テストの平均点が約13%向上、100マス計算による計算スピードも約34%改善しました。この度、トライアルにおける生徒、学校双方の評価を得て、正式な導入に至りました。
スリランカにおいては、JICAプロジェクトとして2014年から現地のマイクロファイナンスの組織「女性銀行」と連携し、教育訓練を受けたBOP層の女性が小学生にシンハラ語で算数を教える算数塾の「Surala Juku」をスタートしました。その後、2017年より学習塾の形態だけでなく、私立学校やインターナショナルスクールでも導入されるなど学校分野での活用も広がっており、この度Sussex Collegeで英語版の活用がスタートします。
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、一人一人のペースや学力レベルに合わせて学習を進められるオーダーメイド型の対話式ICT教材「すらら」を690の塾、150の学校に提供しています。発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む約58,000人以上の生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的なEdTechスタートアップ企業として昨年12月には東証マザーズに上場しました。また、学習コンテンツの多言語化、ローカライズを行い、JICA民間連携事業によるスリランカでの教育格差是正プロジェクト、JICA中小企業海外展開支援によるインドネシアにおける産学連携での学力達成度強化プロジェクトの採択を契機に、海外での事業展開を開始しました。これにより、これまで十分な学ぶ機会を得られなかった子どもたちも、すららによる学びの輪に加わっています。
すららネットは今後も、世界中の教育格差という社会課題を最先端技術で解決し、教育格差の根絶に向け貢献していきます。
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