これは、スマートフォンのアプリと、“香りタンク”からなるツール。専用アプリで相手にメッセージを送ると、メッセージを受け取った相手側のスマートフォンに装着された“香りタンク”から、香りが噴出されるというものだ。USBメモリほどの大きさの“香りタンク”は、30ピンコネクタを使い、スマートフォン本体に装着する。このタンクには、特殊なIDチップがついており、どの香りタンクが装着されているのかを検出する。
子どもの頃、よく遊んだ空き地の草むらのにおい、好きだった人がつけていた香水。そんな“香り”というものは、私たちの心に根深く刻まれる。メッセージと一緒に香りを届けることで、そのやり取りがより印象的なものになるかもしれない。また、映画や本のシーンに合わせて、銃や花の香りを漂わせるなど、エンターテイメントコンテンツと連動させるような楽しみ方も考えられる。
「着パフ」を開発しているChatPerfでは、さまざまな方面で、専用アプリの開発が進められるよう、SDK(Software Development Kit)を一般公開する予定だという。“香りタンク”は交換可能で、「着パフ」は現在のところ、iPhone版のみ開発されているが、今年秋にAndroid版のリリースを計画中。
着パフ