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STORY システム開発者必見。「もう帳票に悩まない」。開発者向けの帳票出力クラウドサービス SheetXの開発ストーリーを大公開

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システム開発者必見。「もう帳票に悩まない」。開発者向けの帳票出力クラウドサービス SheetXの開発ストーリーを大公開

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株式会社スタジオメッシュは、クラウドネイティブ技術を用いて、企業向けの業務システムを開発している会社です。2022年に愛知県のスタートアップ支援の一環であるPRE-STATION Aiに認定され、WeWorkに入居しました。


私たちは、現場負担のないデジタル化を実現し、従業員体験を向上させることをモットーに掲げており、その使命を果たすべく常に進化し続けています。

株式会社スタジオメッシュは、常に業務に合わせた開発を追求し、現場のニーズに応えるシステムを提供してきました。多くの受託開発を行う中で、帳票出力機能の実装を効率化できないかと考え、「帳票出力クラウドサービスSheetX」を開発しました。


SheetXは、開発者向けの帳票出力クラウドサービスとして、2023年5月に誕生し、徐々に利用していただく機会が増えてきました。その背後には、開発者のニーズに応え、負担を軽減するための情熱と努力が詰まっています。


このストーリーでは、SheetXがどのようにして生まれ、成長してきたか、そしてその魅力をお伝えします。


工数を90%以上削減できる?!帳票クラウドサービス「SheetX」とは?


SheetXは、開発者が帳票機能を手軽に実装できるクラウドサービスです。企業向けにシステムを構築している開発会社を対象に提供しています。

現在、帳票を生成するシステムは開発費や運用負担が大きな課題となっています。これがDXの波に乗るためには、既存の帳票をスムーズにシステム化する方法が不可欠です。

SheetXはこのニーズに応え、SaaSとして革新的なサービスを提供しています。


SheetXの仕組みは非常にシンプルで効率的です。帳票を生成したいシステムとSheetXがAPIで連携し、指定された情報を提供することで、レイアウト作成からファイル出力までを一括で行い、指定のフォーマットで連携先のシステムへ返却します。


SheetXを利用することで得られるメリットは多岐にわたります。

豊富な帳票出力機能を備えており、あらゆる種類の帳票をスムーズに出力できます。そして、最大の魅力は帳票出力機能の実工数をなんと90%も削減できる点です。


利用の流れもシンプルかつ迅速です。まず、PDFやExcelなど、作成したい帳票のイメージをアップロードします。その後、最短3日で弊社より帳票テンプレートを提供しますので、必要に応じて書式を確認していただき修正を行います。最後にAPIを利用して、帳票に入力するデータ(JSON)を提供していただくことで、簡単に帳票PDF(ダウンロード用URLまたはバイナリ)をダウンロードすることが可能です。


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業務システムごとに帳票機能を実装することで、現場に大きな負荷がかかっている。ユーザーヒアリングで浮かび上がった帳票出力クラウドサービスのニーズ

SheetX(開発者のための帳票出力クラウドサービス)の開発のきっかけは、私たちが企業向けのシステムを手がける中で、帳票出力のニーズが膨らんでいることに気づいたことでした。


帳票出力クラウドサービスのニーズが高まっている背景には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展があります。DXが進む現代においても、帳票は企業文化や日常業務の一環として根付いており、これを一気に廃止することは難しい現実があります。そのため、従来の文化や業務プロセスを尊重しつつ、より効率的で柔軟な帳票出力を実現するためにクラウドサービスへの需要が高まっています。DXの波に乗りつつも、伝統的な業務を円滑に進めるため、帳票出力クラウドサービスが選ばれているのです。


また、システム開発者にヒアリングをする中で、多くの業務システムがそれぞれで帳票出力機能を実装しており、これが帳票の作成や変更に大きな手間と時間を要していることが判明しました。


そこで、弊社の各システムで実装していた帳票出力機能を共通化して切り出し、それをプロダクトとして提供することで、企業はこれまで以上に効率的かつ柔軟に帳票を生成できるようになるだろうとの期待が生まれました。


SheetXの開発奮闘記。システム開発者との対話を重ね、パフォーマンス向上に取り組んだ


SheetXの開発にはいくつかの壁が立ちはだかりました。

私たちはシステム開発者のニーズに対応し、帳票出力を効率化する革新的なソリューションを提供することを目指しました。


最初のステップでは、システム開発者との対話が欠かせませんでした。私たちは彼らの要望を詳細に理解し、SheetXの基盤を築くためにAPI仕様とドキュメントをブラッシュアップしました。これにより、シンプルかつ使いやすいAPIが実現しました。


しかし、本当の挑戦は、ユーザーの声を受けてSheetXを改良する過程にありました。試用ユーザーから「帳票テンプレート作成を自動化してほしい!」「実装サンプルを提供してほしい!」といった意見が寄せられたのです。私たちは早速改良に取り掛かりました。プログラムを1から見直し、お客様にとって最善かつパフォーマンスが向上する方法を社員一同で検討を重ねました。その結果、「帳票のデザインにかかる時間を劇的に短縮でき、作業の効率が向上しました。」「実際の使用例を通して、SheetXの機能を迅速かつスムーズに理解できるようになりました。」といったような声をいただけるまでになりました。


なかでも、帳票出力のパフォーマンスの向上には多くの労力が必要でした。CPUとメモリのチューニングやサーバーレスアーキテクチャの活用、さらに、あらゆるケースで数多くのテストを地道に行った結果、当初のパフォーマンスから300%高速化することに成功しました。また、はみ出す可能性のある長いテキストに対処する自動サイズ調整と改行機能の実装にも時間を費やしましたが、これによりユーザーエクスペリエンスが向上しました。


リリース後、「工数を削減できた」との嬉しい反響

SheetXをリリースした後、私たちは嬉しい反響を受けました。

数多くのシステム開発企業からのお問い合わせがあり、2社からのエンタープライズ契約を獲得しました。さらに、運用開始が迫ったシステムにSheetXを導入することで、工数削減の効果が実感され、多くのユーザーに喜ばれました。


現在は、自動車テック企業様や出版社様から、伝票や仕入明細、請求書などの帳票出力機能をご利用いただいております。


「SheetX」の今後の展望


将来に向けて、SheetXはさらなる進化を遂げます。

今は、帳票テンプレートの変更に手間がかかりますが、今後はユーザーがより自由に、かつスピーディに帳票のデザインを変更できるような仕組みづくりが進行中です。

今までユーザーが帳票テンプレートの変更部分を弊社に連絡し、その後のやり取りで変更が行われていましたが、今後はユーザーが直接変更できる仕組みを構築します。これにより、ユーザーは自らのニーズに応じて帳票のテンプレートを簡単に変更でき、手間を大幅に削減できるようになります。


また、これに伴いユーザー数を拡大し、機能のさらなる拡充を進めていきます。ユーザーが手軽に利用できる環境を整えることで、SheetXの利用者層を広げ、多岐にわたる業界や企業に貢献できるよう努めます。

SheetXを通じて、より簡単な帳票出力実装を提供し、日本のDXに貢献することを目指しています。


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<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社スタジオメッシュ

所在地:〒453-6111 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート11階 WeWork名古屋グローバルゲート

TEL:050-3692-3155

email:sheetx@smesh.jp

URL:https://smesh.jp/


(写真撮影場所:WeWork)




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