その負荷量の目安となる、筋肉中の酸素量(SmO2)をリアルタイムに測定するウェアラブルデバイスが、Humon社の「Hex」だ。
・負荷を正確に把握
運動する人の状態やトレーニングの負荷を知るための指標としては心拍がある。主に疲労度合いを推察できるが、SmO2の測定では運動の強度がわかる。
平たくいえば、負荷のかかり方がわかる。例えば、同じ重さのバーベルを持ち上げるにしても、筋肉ムキムキの人とそうでない人とでは負荷の程度は異なってくる。
つまり、運動が適当な強度なのか、負荷がかかり過ぎていないかを科学的に判断でき、これを知ることでパフォーマンスの向上が期待できる。
・近赤外光で測定
Hexは、アスリートが太ももなどにつけて使用する。デバイスから近赤外光が出て、筋肉中のヘモグロビン飽和量を測定する。
データはBluetoothでスマホなどの端末のアプリに送信され、そこでSmO2が算出されるという仕組みだ。
Hexは現在、サイトでプレオーダーを受付中で、価格は275ドル(約3万1000円)。2月末にも発送が始まる見込みだ。
Humon Hex