そのHolgaのデジカメ版が、クラウドファンディングサイトKickstarterに登場し、人気を集めている。
・絞りと縦横比率のみ設定
トイカメラという名称の通り、Holgaデジカメ版の外観もおもちゃのよう。クラシックなデザインで、色はかなりポップだ。
そして機能はかなりシンプル。スマホのカメラアプリですら設定できる感度やシャッター速度などの調整はできず、プレビュー画面もなし。
撮影時に選べるのは、絞り値(F2.8かF8.0)と縦横の比率(4:3か1:1)のみだ。
なので、被写体や周りの様子を見ながら、“勘”で撮るような形となり、その結果、ボケたり、四隅がやや黒くなったりという仕上がりになる。
・プレオーダー続々
こうした味わいある写真を求めている人は少なくないようで、Kickstarterでは目標の5万ドルを大きく超える22万ドル超をすでに集めている。
機能がシンプルといっても、デジカメなので、撮影したデータはSDカードに保存される。またWi-Fi機能付きのSDカードを使えば、データをPCやスマホにワイヤレス送信することも可能だ。
そして、Holgaシリーズを持っている人は、アダプターを使うことでそれらのレンズを今回のデジカメに活用することもできるので、従来のトイカメラより撮影の幅は広がりそう。
気になるのは価格だが、今なら80ドル〜の出資で入手でき、世界中どこにでも発送してくれる。
“レトロで斬新”なカメラをコレクションに加えたい人は要チェックだ。出資は10月16日まで受け付けている。
Holga Digital/Kickstarter