ショップオーナーや個人が、自転車で移動している人に荷物配達を依頼できるアプリ「TringTring」だ。
・近くのサイクリストに通知
TringTringは60分以内の配達専用で、依頼から配達料の支払いまですべてアプリで完結するのがポイント。
使うにはまずアプリを立ち上げ、配達をリクエストする。すると、登録されているサイクリストの中から、依頼者の近くにいる人に配達依頼が通知される。
誰でも“受注”できるというわけではなく、60分以内の配達に対応できるという人だけがそのジョブにノミネートされるという仕組み。
・配達料は1回5ユーロ
移動のついでに荷物を届ける、という発想は、米国などで展開されている車の相乗りサービス「Sidecar」「Lyft」に似ていなくもない。
もちろん、カーシェアリング同様、サービスを提供した人には依頼者からアプリを通じて報酬が支払われることになっていて、現在、1回の配達料は5ユーロ(約650円)。
普段から自転車で移動する人にとってはちょっとしたお小遣いになり、依頼者にとっても送料を抑えられるというメリットがある。しかも、環境に優しい。
現在ベータ版で展開されていて、20の小規模事業者が登録しているとのこと。今後広がりを見せるか、注目していきたいところだ。
TringTring