一昔前であれば、書初めやダルマに年頭の抱負を捧げたものだが、今はIT時代。そうしたニーズに対応するサービスも、きちんと用意されているので、利用しない手はない。
今回ご紹介する「ライフタイマー」も、その1つ。1日のスケジュールを正確に把握・管理する、生活改善型タイマーアプリとしてリリース。以来、着々と愛用者を増やし、昨年末には、とうとう10万ダウンロードを突破。その勢いは、まだまだ止まりそうにもない。
数あるタイマーアプリの中で、これだけ評価された秘訣はどこにあるのだろうか。開発を手がけたピクルスのクリエイティブ・ディレクター、タナカ ミノル氏に、お話を伺った。
目標達成までの残り時間を通知!SNSで仲間との共有もOK
Q1、まずは、「ライフタイマー」開発のきっかけについて、教えてください。
6年程前に、「寿命タイマー」のwebコンテンツを作成していたのですが、何か足りない気がしたので、公開せずにそのまま寝かせていました。
その後、社内で新規アプリを開発することになったときに、寿命タイマーのアイデアを上手く生かせないかと思い、現在の形にリファインし、公開したのです。
リファインのヒントになったのは、社内のタイムマネジメントです。弊社では、その日のtodoを共有しているのですが、「プレゼン資料の作成(90」というように、タスク内容の後に「(◯◯」とそのタスクの時間を記載し、各タスクを時間内に行うよう、デスクトップタイマーを利用して、残り時間を意識しながら作業するようにしています。
最初は時間通りに達成できないのですが、やっている内に時間内でタスクを完了できるようになります。このことから「時間を意識すれば、人は成長できる」のではないかと思い、そこをベースに現在の形にしていきました。
Q2、「ライフタイマー」とは、どんなアプリなのでしょうか。
例えば、「朝活で英語の勉強をする」という項目を平日の毎朝7時に設定すれば、その時間までカウントダウンしてくれます。
また、その30分前となる6時30分に、毎朝プッシュ通知でお知らせもしてくれます。
他にも楽しみな出来事として、「2月11日にでんぱ組.Incのライブ」と設定すれば、カウントダウンを見ながら、そのために日々頑張れますし、Twitterやfacebookでのタイマー共有機能もあるので、同好の友人と一緒に、ワクワク感を共有することもできます。
人は普段、色々なことをこなしていくのに、残り時間を明確に意識はしていないものです。けれど、大小問わずどんな目標でも最初の1歩は、「達成するまでの残り時間を明確に意識する」ことではないでしょうか。
残り時間を意識すれば、タスクをきちんと整理し、それぞれをこなしていくことに集中できるので、目標が達成しやすくなります。ライフタイマーは、その最初の1歩をサポートするアプリです。
徹底した機能集約とシンプルさで学生からも大人気
Q3、10万ダウンロードという、素晴らしい数字を達成されたわけですが、この反響について、どう思われますか。
多くの方に利用していただき、大変うれしく思っております。
当初はビジネスマン向けと考えていたのですが、利用者を調べてみると学生さんが多く、彼らの意識の高さに驚きました。
少子化で日本の未来は不安感満載だったのですが、日本の学生さんって、僕が思っているより、みんなすごいんじゃないかな、と思っています。(中略)
Q4、今後の展望と、ユーザーへのメッセージをお願いします。
UIや機能を、シンプルな方向にアップデートしたいと考えています。それとApple Watch版の開発を進めています。誰もが喜んでもらえるものになりそうなので、ご期待ください!
これからもアップデートを続けていきますので、応援、よろしくお願い致します!
ライフタイマー