3Dペンの売りは、3Dプリンターと違って専用ソフトなどが不要な点。思いついたアイデア通りにペン動かすだけというシンプル操作で造形できる。
ただ、マイナス点もある。樹脂などのフィラメントを溶かして使用するので持つペン先が熱くなることだ。また、独特の臭いが気になる人もいるかもしれない。
そうした点を克服したのが、Kickstarterにこのほど登場した「Polyes Q1」。感光性の液体樹脂を使用していて、ペン先から出る青色LEDライトで固めるという手法のものだ。
・センサーでペンの傾きを検知
Polyes Q1では樹脂を溶かす必要がないので、ペンが熱くなることも、そして臭いを発生させることもない。皮膚に直接触れても安全だという。
気になるのは青色LEDライトの目への影響だが、ペンには傾きを検知するセンサーが組み込まれていて、光がダイレクトに目に入ることがないよう、ペンの傾きを知らせる機能がついている。
子供の使用も想定しているため、ペンが水平になったら自動的にLEDライトが消えるように設定することも可能だ。
・プレオーダーは79ドルから
使い方は他の3Dペンとほぼ同じ。樹脂が出るスピードはコントロールできるので、慎重に作りたいときなどはゆっくりめにするといいだろう。
あとは、思いのままにペンを動かして制作するだけ。ちなみに、サイトのデモビデオでは子どもがチョウやメガネを制作する様子が紹介されている。
現在、Kickstarterでは青色ライトとUVライトの2種類が用意されていて、青色ライトだと79ドルの出資でペン本体とインクカートリッジ3色のセットが入手できる(米国外への送料は別途)。
小売価格は119ドルを予定しているので、興味のある人は今がおトクにゲットできるチャンスだ。キャンペーンは2月4日までとなっている。
Polyes Q1/Kickstarter