本プロジェクトは、クリエイターやエンジニア、金融市場のプレイヤー(機関投資家、各種金融機関、金融サービス事業者、デイトレーダー等)のみならず、人工知能やアルゴリズムトレード・認知科学の研究者といった多様で高度な専門性を持つ人材が集結し、異質の交わりの中から非連続的なイノベーションを次々と生み出す場となることを目指します。
日本初の株式会社による専門職大学院、デジタルハリウッド大学大学院では、金融に関する意思決定をサポートするクリエイティブを探求し、社会を革新する金融サービスを実装する、「サイバーファイナンスラボ・プロジェクト」を開始いたします。
3月よりプロジェクトメンバーを募集する説明会を開催いたします。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
コンピュータやネットワークの処理能力が飛躍的に高速・大容量化がさらに進み、大量の情報を、アルゴリズムや人工知能によって、人間よりも早く正確に処理できるようになる日は、早ければ数年以内に来るとも言われております。そのため、意思決定におけるコンピュータと人間の役割を切り分けなおし、クリエイティブとITの力を用いて、新たな協調の形を生み出す必要があります。特に情報産業である金融サービスはITとの親和性が高く、低コスト・高品質のサービスによる革新が国境の垣根を超えて全世界に波及する可能性が高いとみられています。
本プロジェクトは、こうした金融サービスの革新を志す、ビジネスパーソン、エンジニア、クリエイターに、1.第一線の実務家・研究者による最新金融実務・理論の教育、実装時のメンタリングを実施し、2.協力企業から提供を受けたデータやAPIをプロジェクト参加者に無償開放することでより現実に近い開発環境を提供し、3.投資・協業を検討するスポンサー企業やベンチャーキャピタル等限定のクローズドピッチ等の事業化の機会を提供することを通じ、来るべき未来の実現を後押しします。(協力企業は決定次第、順次公開予定)
実装支援として、本プロジェクトを主宰するデジタルハリウッド大学大学院メディアサイエンス研究所 尹煕元(ゆん・ひうぉん)研究室および、山崎大助准教授による「アジャイルデベロップメントラボ」(Web API技術を組み合わせたデモコンテンツを開発する研究実践科目)を通じて、通年での指導を行います。
その他、事業や技術のあるべき姿を実務家と学際的な専門家が議論する研究会を設け、理論的な面からも次世代金融サービスの確立を補強し、そこで得られた知見をシンポジウムや研究報告書の形で公開することも予定しています。
本プロジェクトは、クリエイターやエンジニア、金融市場のプレイヤー(機関投資家、各種金融機関、金融サービス事業者、デイトレーダー等)のみならず、人工知能やアルゴリズムトレード・認知科学の研究者といった多様で高度な専門性を持つ人材が集結し、異質の交わりの中から非連続的なイノベーションを次々と生み出す場となることを目指します。
「サイバーファイナンスラボ・プロジェクト」を始め、本大学院の2016年度新カリキュラムやプロジェクトにつきましては、下記の説明会にてさらに詳しくご説明いたしますので、ご興味のある方、入学をご検討の方は、下記よりお申し込みください。
※「アジャイルデベロップメントラボ」はデジタルハリウッド大学大学院の研究実践科目です。
受講には本大学院へのご入学が必要です。予めご了承ください。
<サイバーファイナンスラボ・プロジェクト説明会 開催概要>
■日 時:
3月5日(土)15:00/19:00
3月6日(日)15:00/19:00
3月7日(月)20:00
3月9日(水)20:00
3月11日(金)20:00
3月12日(土)15:00/19:00
※所要時間:1.5時間
※上記以降の説明会日程は、下記のお申し込みフォームよりご確認ください。
■会 場: デジタルハリウッド大学大学院 駿河台キャンパス
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F
■費 用: 無料
■主 催: デジタルハリウッド大学大学院
お申し込み
下記のお申し込みフォームよりご登録ください。
https://www.dhw.co.jp/dhef/event_form.php?cid=gs&eid=701100000000zZD
<サイバーファイナンスラボ・プロジェクト概要>
【プロジェクトの目的】
FinTech(金融+テクノロジー)の分野で革新を起こしたいと考える方を対象に、実装支援、メンタリング、研究会による知識習得を提供し、ユーザーにとって真に必要とされる金融サービスが次々と生み出される場を目指します。
プロジェクトの特徴としては、学際的な理論を学べることと、実践家から議論や報告が同時にあること、そして、参加者自身の背景が多様であることからの気づきが得られることを重視しています。また、実装しユーザーからの評価を得られることで、ビジネスとしての確度を高めていくことを目指します。
【サポート】
・ 実装支援
* 年間を通し、「アジャイルデベロップメントラボ」および本学各科目にて、
サービス開発のエンジニアリングやクリエイティブを習得(本学在籍生に限られます)
* 半期毎のサイクルで行われる成果発表会をゴールとして、サービス開発を行います。
成果発表会は、外部参加者もエントリー可能なオープンコンペティションとし、
本プロジェクトから商品化可能なWebサービスリリースを目指します。
* 協力企業からのデータやAPI提供を受けて、マーケットデータをプロジェクト参加者に無償で開放いたします。
(ただし企業提供のAPIについては、原則として本学在籍生および関係者のみに提供されます。)
・ メンタリング
*尹代表研究員およびアドバイザー陣(現役ファンドマネージャー等)によるメンタリング
・ 研究会
*金融における数学、物理基礎講座
*公開講座
*有識者によるシンポジウム
【プロジェクトの対象者】
・金融+テクノロジーの分野で革新を起こしたいと考える方。
・具体的には、サービスの実装とリリースに関心を持つ起業家または新規事業企画者。
・金融市場のプレイヤーである、個人投資家、デイトレーダー、長期投資家、機関投資家等、クリエイターやエンジニア、そして、人工知能やアルゴリズムトレード・認知科学の研究者が集結する場を目指します。
※デジタルハリウッド大学大学院在籍生・修了生は、希望者は原則審査なしで参加可能です。
(応募人数により選考の可能性あり)
【スケジュール】
2016年3月 プロジェクト参加者向け説明会開始
2016年5月 プロジェクト開始 キックオフイベント開催
2016年6月 研究会開始
2016年6月~9月 協力各社向け公開API仕様要求書作成 およびサービスモック作成
2016年9月 プロジェクト第一次成果発表会
2016年10月~1月 サービスプロトタイプ開発期間
2016年2月 プロジェクト第二次成果発表会
【尹煕元代表研究員からのコメント】
「サイバーファイナンスラボ・プロジェクト」発足に際し、尹代表研究員より、
「技術の進化は日進月歩です。特に、コンピュータを中心とするICT技術の発展は人々の生活を大きく変化させました。その波が今、金融のあり方に大きな変革を迫っています。本来、資本市場を中心とする金融業務は、情報を判断するという意味において明らかに情報産業でした。インターネット上に氾濫する情報を精査し、意味ある情報に昇華させる技術がこれからの金融に求められています。そこにクリエイティブの力が必要不可欠な要素になりつつあります。
サイバーファイナンス研究プロジェクトでは、ファイナンスの知識(ナレッジ)とクリエイティブの知性(インテリジェンス)の融合を目指して、これから世に出るべき新しい情報技術を創造し、実践に投入するための実験を試みていきます。」
とコメントをいただきました。
◆ プロフィール :
尹 煕元 氏(ゆん・ひうぉん / 株式会社シーエムディーラボ代表取締役 / 工学博士 )
1989年よりソロモンブラザース証券勤務。日本株式、アジア株式のトレーディング業務に従事。2002年 慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了.工学博士号取得後、株式市場為替市場の研究と分析システムの開発 に従事する。2007年株式会社シーエムティラボ設立。代表取締役就任。
□事例 「東大日次物価指数プロジェクト」
http://www.cmdlab.co.jp/price_u-tokyo/
□事例 「日経TcikVision」
http://www.nikkeieu.com/needs/pdf/downloads/TickVision_jp.pdf
【高橋龍征研究員(プロジェクト発起人)からのコメント】
「サイバーファイナンスラボ・プロジェクト」発足に際し、高橋龍征研究員より、
「このプログラムの特徴は、エンジニアやクリエイターによるプロダクトやサービスのプロトタイプ開発を、現役の金融専門家の協力を得ながら進めることと、研究者と実務家による研究会を設け、サービスの企画・実装に寄与する研究を行うことにあります。起業志望者のみならず、同分野に興味のある実務家、AI、Bigdataに加え、認知に関する研究者等、多様な専門性を持つ方々の参加を想定しております。興味がありましたら是非ご参加ご検討下さい。」
とコメントをいただきました。
◆プロフィール :
高橋 龍征 氏(たかはし・たつゆき / サイバーファイナンスラボ・プロジェクト プログラムディレクター)
大手システムインテグレーターで営業、経営企画に従事後、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(経営学修士)。在学中はIPOコンサルティング、ヘッジファンド営業支援、国会議員インターンを経験。ソニー株式会社に入社し、事業戦略、マーケティング、政策渉外に従事。その後、サムスン電子ジャパン株式会社にてモバイル決済等プラットフォーム事業の企画に携わった後独立。現在は、事業開発コンサルタントとして、ベンチャーキャピタル立上げや新規事業開発を支援している。
【協力ラボ「アジャイルデベロップメントラボ」のご紹介】
◆ 概要 :
「アジャイルデベロップメントラボ」はデジタルハリウッド大学大学院の研究実践科目です。本科目では、Web標準技術であるHTML5やJavaScriptと世界中にあるWebAPI(Microsoft API、Google API etc…)技術を組み合わせたデモコンテンツを複数作成します。開発は、短い期間で開発と検証を繰り返すアジャイルソフトウェア開発の手法で行われ、ユーザーの反応を取り込みながらサービスを成長させていきます。また研究成果は、外部企業との連携イベントを通じて広く社会へ発信し、受講者の考えるビジネスの次のステップとなるよう設計されています。
受講者が、アプリケーションの開発という敷居をこの授業で乗り越えられ、ある程度の完成予測、仕様理解ができるようになることを目指しています。
◆ 到達目標 :
・ 最新Web技術を駆使し新しい機能、サービスを創造し、デモコンテンツ作成する
・ デモコンテンツの開発からデプロイを体験
・ デモコンテンツを運用しグロースハックを体験
・ 検証した結果を発信
(Web API等を使用した場合は、関連企業とイベントを共同開催し、研究成果を発信していく)
◆ 担当教員プロフィール :
山崎 大助 氏(やまさき・だいすけ / デジタルハリウッド大学大学院専任准教授)
Web関連のプログラムの開発者としてWebサービス、開発、CMS、医療系アプリなど幅広く活躍。デジタルハリウッド大学院、大妻女子大学でも教鞭をとる、2015年には「世界を変えるGEEKになろう」のコンセプトを掲げたG’s Academy TOKYOの主席講師に着任。
受賞歴としてMicrosoft MVP(2013~2015)を受賞。
著書に『jQueryレッスンブック』『レスポンシブWebデザイン「超」実践デザイン集中講義』。
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