※本資料は、1月20日(米国現地時間)に発表された英語版プレスリリースの抄訳です。
2014年1月20日(カリフォルニア州ミルピタス発) ― フラッシュストレージソリューションで世界をリードするサンディスクコーポレーション(NASDAQ: SNDK)は本日、エンタープライズクラスで業界初の超低遅延メモリーチャネルストレージであるULLtraDIMM(TM)を、各種エンタープライズサーバーでの検証用として出荷中であることを発表しました。ULLtraDIMMは、DRAMメモリーチャネルにフラッシュ技術を追加することでフラッシュストレージ技術を企業データセンターにさらに浸透させる製品であり、フラッシュ技術に基づく既存のサンディスク製サーバーハードウェア・ソフトウェアストレージソリューションを補完する役割を果たします。
数々の受賞歴のあるサンディスクのULLtraDIMM SSDは、既存のDIMMスロットに搭載することが可能です(*1)。これにより、ビジネス用途における超低遅延を実現し、アプリケーションの応答時間が改善されます。空いているDIMMスロットにULLtraDIMM SSDをさらに追加することで、遅延を増加させることなく性能や容量を拡大できます。これにより、HFT(超高速取引)、VDI、トランザクション処理、仮想化、クラウドコンピューティングなど、非常に高速なストレージを必要とするケースに対応するサーバーシステムの設計が可能となります。
サンディスクのエンタープライズストレージソリューション担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジョン・スカラムッツォは、次のように述べています。
「サンディスクのULLtraDIMM SSDは、あらゆるエンタープライズ用途の要件を満たし、帯域や容量の厳しい条件に依存しない超低遅延フラッシュストレージを、データセンターの隅々まで拡大するように設計されました。ULLtraDIMM SSDのリニアな性能の拡張性および革新的なDIMMの形状により、各種組織が大きなインフラ投資を行うことなく、各用途での要件の変化に応じてフラッシュストレージを配置することが可能です。」
サンディスクのULLtraDIMM SSDは、eXFlash DIMMというブランド名でIBMにより使用されます。IBM社はこのたび、最大12.8TBのフラッシュ容量(*2)を誇る同社のSystem x3850およびx3950 X6サーバーのオプションにeXFlash DIMMを設定したことを発表しました。IBMは様々な業務やエンドユーザーの用途を想定してこのソリューションの検証を実施しました。最近実施されたベンチマークテストにおいて、書き込み遅延時間として業界最小の5~10マイクロ秒という結果が得られております。
ガートナーは、「さまざまなビッグデータの活用事例の出現は、データ量の増加に対応する単なる複合的な課題の一つにすぎず、組織は、膨大な量の情報や様々なストレージ、セキュリティー、保護、アクセス手段を必要とする新たな種類のコンテンツに直面している」と述べています(*3)。データの増加に伴い、情報に即座にアクセスしたいというエンドユーザーの需要が高まっていることから、最高情報責任者(CIO)は総所有コスト(TCO)を削減しつつ要件に対応するべくどのようにストレージを活用するのかという点で革新を求められています。
サンディスクのULLtraDIMM SSD は、Diablo Technologies と連携して開発されており、
詳しくは、http://www.sandisk.com/enterpriseをご覧下さい。
ULLtraDIMM技術に関する動画は https://www.youtube.com/watch?v=dGfpdciV9B4
およびhttp://www.youtube.com/watch?v=xqcox3Da0c4でご覧いただけます。
■サンディスクについて
フォーチュン500ならびにS&P500カンパニーであり、データストレージソリューションで世界をリードしているサンディスクコーポレーション(NASDAQ: SNDK)は、これまで25年間にわたって斬新なアイデアと革新的な製品でエレクトロニクス業界に変革を起こしてきました。サンディスクの最先端のソリューションは、世界最大級のデータセンターの多くに採用され、スマートフォンやタブレット、そしてパソコン用の組み込みストレージとしても幅広く使われています。また、サンディスクのリテール製品は、世界中で販売されています。
サンディスク株式会社は、東京に本社を置き、大船、四日市にオフィスがあり、日本での営業・マーケティング業務拠点ならびにNANDフラッシュメモリーの開発・製造を行っています。
*1 ULLtraDIMMは、Storage Visionsの2014年「Enabling Professional Storage Technology」賞およびBusiness Intelligence Groupの2014年「BIG Innovation」賞を受賞しています。
*2 http://www-03.ibm.com/systems/x/x6/index.html
*3 ガートナーの報告書 Sheila ChildsおよびAlan Dayley著「Best Practices for Storage Administrators: Staying Relevant in an Information-Centric Data」(2013年3月13日)
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