JDA Software Group, Inc.は、「経営幹部レベルにおける権限:IBPのカスケード変革によるビジネスバリューの実現」と題する最新のJDA/SCM World Research Reportの結果を発表しました。報告書によれば、セールス&オペレーションプランニング(S&OP)から統合ビジネスプランニング(IBP)への変換は、より高度で効果的な経営をサポートしていることがわかりました。1,000人以上のサプライチェーンのプロフェッショナルを対象とした本調査では、最高幹部の63%は自社のIBPは効果的で影響力があると考えており、IBPはより確実なリスク管理と弾力性を組織に提供していることが示されました。
*このプレスリリースは、2016年2月8日、フロリダ州マイアミのSCM Worldおよびアリゾナ州スコッツデールからのプレスリリースの抄訳です。
JDA製造業向け戦略担当グループバイスプレジデントFred Baumannは次のように話しています。「サプライチェーンの担当役員は、収益性や成長力を押し下げるリスクや不安要素の増加等、変動する今日の経済の中で多くの課題に直面しています。この調査は、効果的なIBPプログラムとリスクの監視や管理の向上の直接的な関連性や、サプライチェーンのセグメンテーションやサプライチェーン利益分析等、サプライチェーンの高度な機能との関連性についても示しており、これらの機能が自動化されているように、効果的なIBPプログラムは自動化率が高いことも調査は示していました。自動化によって、供給不足、生産の中断や品質問題等のサプライチェーンのリスクの低減や防止だけでなく、利益を生み出す経営のためのセグメンテーションや、サプライチェーン利益分析を有効に活用するために組織に求められる敏捷性を提供します。これらのプロセスと機能の要はIBPであり、IBPは利益を実現し、適応力のあるシームレスなサプライチェーンの基盤だと考えます。」
高度なIBP機能を備えた組織ではより確実なリスク管理と弾力性の実現が可能
IBPは効果的で影響力があると回答した企業は、IBPプロセスのない企業に比べ、リアルタイムでのリスクの可視化が3倍が近く、更に、より完全に導入されたグローバルなリスク管理と司令塔が2倍近くあることが判明しました。リスク管理に対する傾向の比較は以下の通りです。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11112/table/13_1.jpg ]
これらの結果は、IBPプロセスを効果的に活用している企業は、テクノロジーにサポートされたより成熟したサプライチェーンを有し、そうでない企業よりもリスク管理体制が整っていることを示しています。
IBPは自動サプライチェーンセグメンテーションおよびサプライチェーン利益分析を可能に
サプライチェーンのセグメンテーションおよびサプライチェーン利益分析は、変動が激しい、顧客主導の今日の経済で利益を実現する成長のために最も重要なサプライチェーンのふたつの取組みです。このふたつの活動を自動化すると、IBPプロセスとテクノロジーの価値が上がります。調査では、自動化したIBPテクノロジーがある企業には、自動化したサプライチェーンのセグメンテーションプログラム(59%対24%)と自動化した サプライチェーン利益分析(69%対38%)がある率も高い傾向にあることがわかりました。これらの企業では顧客およびビジネスに対する価値をより把握することができるため、各セグメントのニーズに基づいてより向上したサービスを提供することが可能となります。
本調査で「IBPは効果的で影響力があると感じている」と回答した半数以上の組織のIBPは自動化されていました。これらの企業の大半は、サプライチェーンセグメンテーションを含むIBPプロセスを強化しています。サプライチェーンセグメンテーションは、顧客ごとの特有な価値の期待、これらの期待を実現するために必要なネットワーク機能を特定し、各セグメントの適切なサプライチェーン運営モデルを継続的にサポートします。加えて、調査で効果的で影響力のあるIBPテクノロジーがあると回答した組織のほぼ70%で、どのセグメントまたは顧客あるいはその両方にサービスを提供するコストが高いかといった、すなわち最大の利益への影響を特定するサプライチェーン利益分析も自動化されていました。サプライチェーン利益分析はセグメンテーション戦略上、極めて重要な入力情報であり、効果的なIBPプログラムには不可欠な要素です。自動化により、多くの時間と労力を要するIBP分析の準備作業の多くの部分が削減されます。
SCM World調査担当シニアバイスプレジデントMatt Davis氏は、次のように話しています。「この調査の定量データと事例は、フロントエンドの準備を自動化することにより、経営の意思決定後の行動に貴重なリソースを自由に配分できる傾向が明確であることを示しています。明日のIBPは、サプライチェーンが経営幹部に対して将来を可視化するだけでなく、より重要なこととして、リスクとチャンスのバランスを常にとりつつ、その洞察への対応に備えることができるプロセスを促進することになるでしょう。」
この調査は、2015年後半に実施されたSCM World年次サプライチェーン管理調査および経営幹部との面接調査に基づいています。
調査レポート(英語版)は下記よりダウンロードできます。
http://now.jda.com/JDA-SCM-World-IBP-Survey-Japan-APAC.html
英語のプレスリリースはこちらからご覧ください。
https://www.jda.com/knowledge-center/press-release/new-jda-scm-world-study-reveals-link-between-integrated-business-planning-maturity
【JDAソフトウェアについて】
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