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Release 被災地の中学生がドキュメンタリーで「ふるさと」を再定義、元ロンドン大の世界的第一人者と国境や文化を越えて対話をします!

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被災地の中学生がドキュメンタリーで「ふるさと」を再定義、元ロンドン大の世界的第一人者と国境や文化を越えて対話をします!

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被災地域で展開される先駆的なアクティブラーニングの挑戦

東日本大震災と原子力災害からの復興に取組む福島県双葉郡広野町では、中学生が地域を取材しドキュメンタリー映画として発信をする先駆的なアクティブラーニングが行われています。本事業は、社会教育に取組む一般社団法人リテラシー・ラボ(東京都渋谷区)との協働事業として実施され、プロの映像作家などから指導を受けながら映画作品を完成させました。10月9日(火)に開催される完成作品を振り返る試写会には、メディアリテラシー研究の世界的権威で元ロンドン大学教育研究所所長のデビッド・バッキンガム氏が来校します。今年度のテーマとなった「ふるさと」について、国境や文化も超えて対話を行います。

東日本大震災と原子力災害によって一度は避難を強いられた福島県双葉郡。双葉郡八町村の中で先駆けて町への帰還を果たした広野町では、町へ戻った子どもたちが地域を主体的に捉える学びの実践に挑戦をしています。広野町が4年前から採用している教育手法「シネリテラシー」は、映画制作の過程を通じて、地域に存在する様々な対象に取材を行い、グループの中で合意形成を行い、一つの表現として映像作品を制作する取組みです。映像制作には、プロの映像作家が指導をし、大学生スタッフのサポートのもとに、多様なメンバーによる協働が行われます。今年度の広野中学校では、1学期から開始された総合的学習の時間を活用し、「みんなにとってのふるさとは何だろう?」という、普遍的なテーマを議論の入り口に設定し、当たり前のように使用されている「ふるさと」という言葉を生徒たちの等身大の言葉と感覚で再定義することに挑戦をしました。プロの映像作家とともに、取材や撮影を重ね、辞書やメディアなどによる表現とは異なる、それぞれの「ふるさと」を考えました。

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 10月9日(火)には、完成作品を鑑賞しそれぞれの取組みを振り返る試写会には、メディアリテラシー研究の第一人者である元ロンドン大学教育研究所所長のデビッド・バッキンガム氏が参加をし、国境や文化を越えて、「ふるさと」や「地域での学び」などについて、中学生と対話を行います。
 先進諸国の多くの国や地域が直面している少子高齢化に対して、災害によってより深刻さを増した地域に暮らす子どもたちが、どのようなメッセージを発信するのか、ご注目いただければ幸いです。
 試写会終了後には、中学生が制作した今年度の作品を、オンライン上で限定公開いたします。ご関心頂ける方は、併せてお問い合わせください。

〈完成作品試写会・振り返り対話会〉
日時:平成30年10月9日(火)10時25分~12時15分
場所:福島県双葉郡広野町立 広野中学校(福島県双葉郡広野町中央台3-1)
進行予定:
10:25 開会 デビット・バッキンガム元ロンドン大教授挨拶
10:30 生徒達が制作した作品上映(各10分×4作品)
1. 愛しのAiAi
2. 思い出商店街~みんなで語ってみっぺ~
3. ふわふわふるさと
4. 広野の自然 それぞれのふるさと
11:15 休憩
11:25 振り返り対話
12:05 締め括り
12:10 記念撮影
12:15 終了

〈映像教育プロジェクトについて〉
映像教育プロジェクトは、子どもたちが映像制作の過程を通じて、地域の魅力を発見し、主体的に発信をしていくアクティブラーニングの教育プロジェクトです。平成 27 年から東日本大震災と原子力災害からの復興を目指す福島県広野町の公教育で導入され、平成 28 年からは東京都豊島区などで採用されています。福島県内では、飯舘村立飯舘中学校や富岡町立富岡第一、第二小学校三春校などが広野中をモデルに実践をしています。次年度には、東京都台東区や長崎県なども採用に向けて準備を開始し、被災地域で始まった先駆的な教育モデルとして注目が高まっています。本プロジェクトはオーストラリアにおける多様性向上の教育手法をモデルにしている背景から、駐日オーストラリア大使館にも協力をいただいています。

〈ひろの映像教育プロジェクト〉
主催 :広野町 ひろの映像教育実行委員会
企画・制作:一般社団法人リテラシー・ラボ
機材協力 :DJI JAPAN 株式会社
後援 :駐日オーストラリア大使館


一般社団法人リテラシー・ラボ
http://literacy-lab.org/

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