高級車メルセデスベンツSクラスにインスピレーションを得てデザインされたというもので、完全個室の豪華なつくりとなっている。しかも、ベンツによる空港と自宅間の送迎もついてくる。
・無重力ポジショニング
まず目を引くのは、個室への出入り口だ。床から天井までのスライディングドアとなっていて、まるでホテルの部屋に入るような感覚だ。
個室の広さは約3.7平方メートル。柔らかな皮を使用した座席は倒すとフラットベッドになり、NASA(米航空宇宙局)の技術に着想を得た無重力ポジショニングを体験できる。
・バーチャル窓も
エンターテイメントも充実していて、2500以上のチャンネルを32インチのフルHDスクリーンとノイズキャンセリングヘッドフォンで楽しめる。
目が疲れたら窓の外に目をやることもあるかと思うが、窓側の個室には双眼鏡が用意されているのも気が利いている。
ちなみに、ファーストクラスは3個室が横並びに配置されていて、窓のない中央の個室には、機体の外をリアルタイムに映し出す“バーチャルウィンドウ”が配置される。
贅が尽くされたこのファーストクラスが配備されたボーイング777型機は、12月1日にジュネーブ、ブッリュッセル線に就航する。
Emirates