~連載によせて
様々なキャラクターを、多彩な作家が文章で描くキャラクター小説、魅力的なキャラクターを、多才な俳優が演じる生身の舞台。今、元気のあるこのふたつの異なるメディアが理想としている景色は、実は同じなんじゃないか……という思いから、この連載を始めました。キャラクターを楽しむ、世界観にはまる。そんなエンターテインメントを提供してくれる若者たちに最大限の敬意を込めて――「舞台男子」連載スタートです。
小説屋sari-sari編集部
【冒頭を少しご紹介】
「キャラクター小説」と「生身の舞台」をつなぐインタビュー
(インタビューより抜粋)
──2011年から4年間上演の「テニミュ」ことミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで青学6代目、7代目と続けて主演の越前リョーマを演じ、通算500回を超え出演したことから、「プリンス・オブ・テニミュ」と呼ばれています。
小越:常に思うのは、やっぱりテニミュがあったから今の自分がいる、ということです。……テニミュよりもっと前ですが、人前で歌うことが苦手でダンスも好きかどうかもわからなかったときに、テニミュで機会を与えてもらい、やるからにはできなくてはならないと向き合った経験はとても大きかったですし。さらに仕事に対する意識とか、すべてに関して、この4年間があったから、今がある。あとは、あの頃は輝いていたな、って単純に思います(笑)。
──輝いていた……?
小越:キラキラしてた。キラキラっていうか……なんだろう。今ももちろん一生懸命ですし、昨日よりは今日、前よりは今みたいな感じで、強くというか、日々、大きくなろうとしていますが、あの頃のがんばりはやっぱりちょっと特別だったな……と思っていて。ミュージカル『テニスの王子様』の越前リョーマ、というものに対してひたすらにまっすぐ作ろうとしていた、そのこと自体がすごくキラキラしてたし、すべてのことにまっすぐだった自分がすごく輝いていたな、って思うんです。
※続きは、「小説屋sari-sari6月号」本誌をご覧下さい。
次回(6月号)は、今年、すでに6本の舞台出演が発表されている山本一慶さんの登場です。
(C)小越勇輝/おーちようこ/江藤はんな(SHERPA+)/舞台男子/KADOKAWA
「舞台男子」ファーストシリーズ書籍情報
12人の若手舞台俳優、珠玉の写真&インタビュー
タイトル:『舞台男子】
著者:おーちようこ
価格:本体1800円(税別)
一迅社より好評発売中!
舞台男子ツイッター @b_danshi
「小説屋sari-sari」は、面白い小説はもちろん、メディアミックス情報、作家情報などを毎号掲載。
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★「小説屋sari-sari」って?
「sari-sari」とはタガログ語で「何でもあり」という意味。その名のとおり、様々なタイプの小説作品を、主に20代~40代の女性に向けて紹介するKADOKAWAの電子文芸誌です。
★「キャラクター小説」って?
出版不況と言われている中で今活況を呈しているのがキャラクター小説。魅力的なキャラクターたちのやり取りや成長がメインに物語が描かれ、読みやすい筆致と描写が人気です。主に文庫で刊行され、ミステリ、恋愛、ホラーなどその世界観は多岐にわたります。
様々な文庫レーベルが立ち上がり、今もっとも熱いジャンルです。
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