NEDOの「官民による若手研究者発掘支援事業」の一環で、慶應義塾大学の野崎貴裕准教授らの研究グループと株式会社大林組は、遠隔で力触覚を再現する技術(リアルハプティクス(R))を応用し、2023年に山岳トンネルの掘削面(切羽)での火薬の装填(そうてん)作業を遠隔化・自動化する「自動火薬装填システム」(以下、本システム)を開発しました。このたび、本システムを用いて、トンネル外から遠隔で実火薬を装填し、発破することに成功しました。また、装薬孔検知技術などを連携させ、本システムでの作業自律化にも成功し、生産性の向上が期待されます。
今後、起爆用爆薬を供給する装置(親ダイ供給装置)の搭載や、大型重機の自動運転との連携、さらに火薬の脚線結線作業の自動化を進め、一連の技術の現場適用を目指します。また、各作業を自律学習させることで、トンネル掘削作業の無人化につながる開発を進めていきます。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2024/12/2/241202-2.pdf
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