◆企画の経緯◆
ワコールは2001年に、思春期の女の子とその保護者を対象に、からだの成長と下着について学ぶ出張型教室「ツボミスクール」を立ち上げ、現在までに15年間で80,000名以上の親子と向き合ってまいりました。
ツボミスクールをはじめとする諸活動を通じ、思春期の女の子は、不安や戸惑いなどの「お母さんにも伝えられない本当の気持ち」を抱えている傾向が高いことに直面し、母と娘にコミュニケーションを深めてもらうことでより、幸せな関係を築いてほしいという願いから、今回の「Her True Stories」を制作いたしました。
また、この動画の発表に先立ち、2016年2月に行った調査では約8割のお母さんが「思春期の娘と体や下着についてもっと話すべき」と答えるなど、母娘がより深いコミュニケーションを必要としていることが明らかとなりました。
この動画が、全ての母娘の間に「気づき」をもたらし、コミュニケーションのあり方を見直すきっかけとなることを願っています。そして、今後もワコールは、女性の一生に寄り添う企業として様々な活動を行ってまいります。
◆Web動画『Her True Stories』について◆
■動画タイトル: Her True Stories
■公開日時:2016年3月15日(火)
大人になりかけの少女たちは、心とカラダの変化の中で 母親にすら言えない悩みを抱えている。
そんな少女たちのすぐそばにはいつもぬいぐるみが。
誰もいない少女の部屋─。 突然、部屋のぬいぐるみが動き出します。
「ね、お話しようよ。」話し出すぬいぐるみに戸惑いを感じながらも、少女たちはぬいぐるみと会話を始めます。 学校での話、家族の話、身体、恋愛の話…。
そして少女はぬいぐるみに、 お母さんに伝えられなかった「本当の気持ち」も打ち明けていきます。
少女と不思議なぬいぐるみ。
2人の距離があっという間に縮まっていく中、 実はぬいぐるみには秘密があって…。
■スペシャルページURL:http://www.wacoal.jp/herstory/
■動画URL: https://youtu.be/MPPR_TE-3yg
■制作スタッフ情報
企画・制作:スパイスボックス/太陽企画/TOKYO
クリエイティブディレクター:庄司真紀(スパイスボックス)
監督:北田一真(TOKYO)
◆ワコールについて
ワコールは、創業以来「世の女性に美しくなって貰うことによって、広く社会に寄与する」ことを目標に常に女性の価値観や美意識を見つめ、時代を超えて「美」の本質を追求してきました。美しくありたいと願う女性たちの一生に寄り添うべく、『ゆりかごからゆりいすまで』をテーマに一人一人にふさわしい美を提案し、その姿勢は変わりません。21世紀の社会は、豊かな想像力、柔軟な発想、共感する力、五感全体をつかう優れた女性ならではの特性が活かされ、女性の活躍する場はますます広がっていきます。私たちは、今まで以上に、女性の気持ちや感性を大切にして「女性共感企業」ワコールを目指していきます。
◆ワコールの思春期の女の子をサポートする活動
●ツボミスクール
心とカラダがひと際成長する思春期にあたる小学校高学年から中学生の女の子と、その保護者の方に向けた『ワコール ツボミスクール』を開催しています。大人と子どものカラダの違い、個人差、年齢では測れない成長期のカラダの変化に応じた下着の選び方などを分かりやすくお伝えする、出張型下着教室です。
<ツボミスクールWEBサイト>http://www.wacoal.jp/company/tsubomi/
●ばでなび・おやなび
小学生・中学生女の子の胸やカラダの変化・ブラジャー選び ・バストの成長・生理・下着 についての悩みを解決するためのWEBサイト「「ガールズばでなび」、成長期・思春期の女の子がいるおうちの方にむけた「ガールズおやなび」を運営しています。親子でのコミュニケーションをより深めていただき、女性のカラダになっていく女の子の未来を安心サポートするサイトとなっています。
<ばでなびWEBサイト>http://www.wacoal.jp/girlsbody/
<おやなびWEBサイト>http://www.wacoal.jp/girlsbody/oyanavi/
●10歳の未来プロジェクト
さまざま情報が取り巻く中で、親世代との意識のギャップなども出てくる状況をふまえ、子どもたちとその親世代に対しても、正しい情報を届けていくことが重要ととらえ、10歳の女の子たちを見つめ、輝やかしい未来につながる大切な事を伝える「10歳の未来プロジェクト」としての活動を行っています。2016年3月には、『10歳キラキラ白書』を発表致しました。
◆「娘のカラダの成長に関する親の意識・行動に関するアンケート」詳細
【調査期間】2016年2月
【調査対象】10歳~15歳の子供(女の子)をもつ30~49歳の全国の女性518名
【調査方法】インターネットリサーチ
■7割超が「カラダの変化で悩んでいた」と回答。
Q.小学校~中学校の頃に、カラダの変化で悩んだことはありますか。
25.7%が「特に悩んだことはなかった」と回答。
7割超の女性が思春期にカラダの変化で悩んでいたことが明らかになりました。
また、「カラダの変化で悩んだこと」の内訳は以下のとおりになりました。
Q. カラダの変化で悩んだことは何ですか?
◎ニキビやムダ毛・・・48.6%
◎月経について・・・36.1%
◎バストについて・・・29.7%
◎太っていること・・・19.5%
◎友達との発育の違い・・・15.1%
◎その他・・・1%
■成長期の女の子が抱える「下着」に関する悩みで一番多いのは『ファーストブラのタイミング』
Q.あなたは、成長期の下着について、どんなことに困っていましたか。あてはまるものをすべてお選びください。
最多は「初めてのブラジャーをいつから着けるべきかわからなかった」の39.2%。
”まだブラジャーを着けるのは早いのではないか…。”“胸が大きくなってきたけど、いつから着ければいいのかな…。”と初めてのブラジャーを着け始めるタイミングがいつなのか悩んでいた女性が多いようです。
次に多かったのが「ブラジャーを着用するのが恥ずかしかった」で32.2%。大人への成長を恥ずかしく感じてしまう、多感な時期ならではの悩みがあったと考えられます。ブラジャーを買ってみたはいいものの、実際に「ブラジャーのサイズが合っているのかわからなかった(25.1%)」という悩みも上がりました。バストの成長にも関係するブラジャーのサイズですが、自分の実際のバストのサイズに合っているのかどうか疑問を残したまま着用するケースがあるようです。また、自分の気持ちを正直に伝えづらくなる時期でもあるため「ブラジャーを買ってほしい」と親に言い出せなかった(21.4%)」も票を集める結果となりました。
■デリケートな悩みを抱えた時、5割超が「お母さんに相談」して解決していた。
Q.あなたは、成長期のカラダや下着の悩みをどのように解決しましたか。あてはまるものをすべてお選びください。
女性は、カラダや下着の悩みを抱えた時に一体どのようにして解決したのでしょうか。
圧倒的に多かった解決法が「お母さんに相談した」の52.7%でした。大人の女性としての意見を聞くときは、一番身近な存在となるお母さんを相談相手に選ぶケースが多いことが読み取れます。次に多かったのが「自分で考えて解決した」で24.8%。カラダや下着の悩みはデリケートな問題であるからこそ、恥ずかしくて周りに打ち明けられず、自分で考えるという手段に至ったことが考えられます。次いで「友達に相談した」で18.5%。学校で友達とのコミュニケーションも広がり、同じ成長期を迎えている友達と悩みを共有することで、解決法を模索していたようです。
■カラダや下着について悩んだ時に相談するのに理想とされるのは、ダントツで「お母さん」
Q.成長期のカラダや下着の悩みについて、理想的な相談相手はどんな人と思いますか。
成長期にデリケートな問題に直面した時に相談相手として理想とされるのはどんな人になるのでしょうか。
前のアンケートに続き、こちらもダントツで「お母さん」が78.0%と実際に相談したという回答数を大きく上回る票を集めました。カラダの成長スピードは人によって様々なので、それを理解した上でアドバイスをくれる同性である「お母さん」が相談相手として最も理想的であると考えられます。
■今まで以上に成長期の悩みについて会話すべきだと思っているお母さんは約8割を超えるという結果に
Q.あなたは、娘さんとカラダや下着のことについて今まで以上に会話すべきだと思いますか。
上記のアンケートを踏まえ、お子さんとカラダや下着のことについて今まで以上に会話すべきだと思うか、という問いに対し「そう思う(強くそう思う14%・ややそう思う65%)」と回答した人は約8割にのぼりました。
多くのお母さんがお子さんの成長期の悩みについてもっと会話した方がいいと考えているようです。
お子さんはお母さんが気付かないうちにどんどん大人への階段を上っています。大人になる過程で直面するカラダや下着に関する悩みについて、できるだけ早くお母さんが気付き、お子さんの成長期における不安を取り除くサポートをしてあげることが重要だと考えられます。その為には普段からコミュニケーションを多くとり、お子さんがデリケートな悩みを抱える時期までに、気軽に悩みを相談できる環境をつくってあげる必要性が感じられます。子どもの成長は身体の変化だけでなく、様々な環境の変化により、親が想像するよりも複雑です。大人になる過程で直面するカラダや下着に関する悩みについて相談できるように、普段からコミュニケーションを充実させることが重要だと考えられます。そのためには、気軽に悩みを相談できる環境やタイミングを母親から与えてあげる必要性が感じられます。
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