海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Release ガイアックスの子会社電縁、ブロックチェーン・テクノロジーによるシステム構築のコンサルティングおよび受託開発を開始

Release

ガイアックスの子会社電縁、ブロックチェーン・テクノロジーによるシステム構築のコンサルティングおよび受託開発を開始

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
第3のIT革命を起こすと言われ、今後の急速な普及が期待されるブロックチェーン・テクノロジーへの対応を支援するサービスを開始

電縁では、ビジネスコンサルティングのノウハウ、情報システム構築の技術力を生かしたブロックチェーン・テクノロジーによる情報システム構築のコンサルティングおよび受託開発を開始しました。
ブロックチェーン・テクノロジーは、第3のIT革命を起こすと言われながら安全性への懸念や情報の不足から国内での普及が進んでいませんでしたが、3月4日の閣議決定で通貨機能を持ち決済手段として利用できる位置付けで適切な利用のための法規制の整備を行っていく方針が打ち出され、今後の急速な普及が期待されています。

株式会社ガイアックス(本社:東京都品川区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775)の100%子会社であるビジネスコンサルティング、システム開発を行う株式会社電縁(本社:東京都品川区、代表取締役社長:加藤俊男、以下電縁)は、ブロックチェーン・テクノロジーを利用した情報システムの構築に関するコンサルティングおよび受託開発を開始したことをお知らせいたします。

ブロックチェーンが起こす第3のIT革命

ブロックチェーンの代表例としてビットコインが広く知られていますが、ブロックチェーン・テクノロジーはその耐改竄性、耐障害性から今後多くの情報システムの実装に利用されるようになり、従来の中央集権型とは異なる分散型、相互認証型の取引システムへの移行を加速させる技術として、パーソナルコンピューター、インターネットに続く第3のIT革命を起こすと言われています。

ブロックチェーンの普及による革命的な変化は、Fintech分野では金融機関や取引市場を経由しない当事者間での直接の取引、決済の増加により金融業界にビジネスモデルの変革を迫り、リテール分野では個人間決済の信用強化、費用低減による少額取引の増加、取引単位の小口化を引き起こすと考えられます。

この大きな変革に際し、電縁は既存のお客様および将来のお客様からの依頼が予想される、情報システムのブロックチェーン対応を支援するサービスの提供を開始いたしました。

仮想通貨の法規制導入による普及促進

日本国内では、現金、振込、クレジットカードといった従来型の決済手段が決済に占める割合が高く、サービスのカバレッジも高いため、ビットコインをはじめとした仮想通貨の普及があまり進まなかったことに加え、2014年に世間を騒がせたマウントゴックスの事件により、ビットコインおよび仮想通貨に対する受け止め方が必ずしも良いとは言えない状況です。

一方で、世界では既にかなり多種の仮想通貨が流通しているにもかかわらず、取引の安全化を図るための規制も、活性化を図るための促進策もほとんど実施されておらず、混乱が予想される状況となっていました。

各国の公的機関の対応としては、欧州中央銀行が2012年に仮想通貨を特殊なバーチャルコミュニティで受け入れられた電子マネーと定義し、欧州銀行監督局が2014年に仮想通貨を中央銀行や公権力によって発行されたものではないものの一般の人も電子的な取引に使えるものと定義したように、EUにおいては積極的に貨幣機能が認められているものの、米国財務省金融犯罪取締ネットワークは2013年に仮想通貨をどの司法組織においても法定通貨としての価値を持たないものと位置付けており、未だ共通した捉え方が定まっていない状況です。

日本においては、法規制のない状態が続いていましたが、2016年3月4日の閣議において、仮想通貨が貨幣機能を持ち決済手段に利用できると位置付けて、現在開かれている通常国会で資金決済法を改正して取引の安全性を確保するための法規制を導入する方針が決定され、今後の仮想通貨の普及に弾みがつくと期待されています。

この仮想通貨の普及は、取引システムを構築する基盤技術としてのブロックチェーン・テクノロジーの普及にも大きな後押しになると考えられます。

電縁のブロックチェーン・テクノロジー関連サービス

ブロックチェーンを利用した情報システムを構築するにあたっては、以下を適切に実施することが重要であると考えられます。
1.ブロックチェーンの特性に適合したビジネス要件の整理
2.ビジネス要件を満たすブロックチェーンの基盤選定と機能定義
3.高スループットを実現する処理およびデータの設計

また、電縁のサービスは下記の優位性を持つと考えております。
1.事業企画や業務改善から情報システム化に至るまでのビジネスコンサルティングのノウハウを生かし、システム化企画段階からのご支援が可能
2.ブロックチェーンに力を入れているガイアックスグループ各社との技術交流を含むブロックチェーン・テクノロジーに関する調査、研究、開発を通じて蓄積した技術に基づき、ブロックチェーンを利用した情報システムの構築の支援が可能

サービス提供形態として、ブロックチェーン・テクノロジーを利用した情報システム構築に関するコンサルティング(顧客企業および委託先によるシステム構築に対する情報提供、助言、検討支援等)および受託開発に対応いたします。

想定される適用領域

電縁では以下の分野の情報システムを手掛けており、これらに関連する領域の優先度を上げて情報システムのブロックチェーン対応サービスを提供していくことを想定しております。

業種別: 通信キャリア、生命保険、パッケージソフトベンダー、EC、専門商社、自治体など
業務別: 顧客管理、契約管理、請求、コンテンツ配信、設備管理、経理、ショッピングサイト、住民税など

また、電縁の自社商材および関連製品、サービスへの展開が見込まれます。
・デジタルサイネージCMS
 ブロックチェーン・テクノロジーを利用したデジタルサイネージコンテンツのライツ管理
・プロジェクト管理システム(SaaSサービス)
 プロジェクト管理情報の認証
・BCP(事業継続)コンサルティングサービス
 分散処理による耐障害性の高い情報システム構築など

ガイアックスグループのブロックチェーン・テクノロジーへの取り組み

ブロックチェーン・テクノロジーは、ガイアックスが力を入れて取り組むシェアリングエコノミーとの関連が強まると予想されるため、ガイアックスグループ各社では、ブロックチェーン・テクノロジーへの取り組みを積極的に推進しております。

2015年12月にはブロックチェーンサミット( http://gaiax-blockchain.com/ )を主催し、シリコンバレーのキープレイヤーであるスキューチェイン、ブロックチェーンユニバーシティ、R3CEV、ドレイパーネクサス等を迎えてのビジネスセミナー、デベロッパー向けハンズオンセミナーを2日間にわたって開催いたしました。

今後もブロックチェーンとその関連分野について技術蓄積を行い、個人認証、少額決済、スマートコントラクトなどのキーワードに関わる新たなサービスの発案と実装に取り組むと共に、オープンソースコミュニティの活動に参加し、貢献していきます。

関連URL

デジタルサイネージCMS「サイネージ・リレーション」 http://www.s-relation.jp/
プロジェクト管理サービス「InnoPM」 http://www.innopm.com/
BCPコンサルティング「bizsupli」 https://bizsupli.jp/


株式会社ガイアックス 会社概要

設立: 1999年3月5日
代表者: 代表執行役社長 上田 祐司
従業員数: 130名(2015年12月現在)
本社所在地: 東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル8F
事業内容: ソーシャルメディア・シェアリングサービス事業、インキュベーション事業
資本金: 1億円
URL: http://www.gaiax.co.jp/

株式会社電縁 会社概要

設立: 2000年7月
代表者: 代表取締役社長 加藤 俊男
従業員数: 105名(2015年12月現在)
所在地: 東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル7F
事業内容: ビジネスコンサルティングサービス、システム開発
資本金: 3,500万円
URL: http://www.denen.com/

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
Techableの最新情報をお届けします。
前の記事

WHAT'S NEW

最新情報